エレベーターの騒音対策@東京都~機械室壁面にグラスウールボードを設置し高周波騒音を低減
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
最近、お風呂でお湯を出そうとしても、ずっと真水のままで大変焦ったのですが、ガス代の支払いを忘れており、ガスが止まっておりました。その日は仕方なく真水のシャワーを浴びましたが、大変辛かったです。これを教訓に公共料金の払い込みは、こまめに行うことにしました。皆さんもお気を付けください。
さて、今回はエレベーター機械室の対策事例です。
部屋に響く騒音の正体を突き止め
今回は、マンションにお住まいの方からの騒音相談でした。なにやら寝室に高周波騒音が響いており何とかしてほしいとのことでした。騒音の発生源は分からないとのことでしたので、騒音調査を行うことで正体を突き止めることが出来ました。
正体は寝室のちょうど真上にあるエレベーター機械室での騒音でした。機械室の中では、エレベーターが上下へ移動する際のチェーン巻き上げ音が大音量で響いており、機械室の壁はコンクリートで出来ていることから、音が反響しやすい造りとなっておりました。
静科からのご提案は、壁に吸音材を取り付けて反響音を和らげることで、音漏れを防ぎ寝室への被害も緩和することが可能です。また、機械室の出入り口はガチャっと密閉出来る防音扉仕様でしたので、扉からの音漏れは無さそうで一安心です。扉が密閉していない場合は防音扉の施工検討が必要ですので、詳しくは下記の類似事例も御覧ください。
関連記事:音楽スタジオの防音対策@新潟〜間仕切り壁と防音扉を施工
グラスウールボードを用いた反響音対策
既存の壁の造りはコンクリートと反響しやすい材質でしたので、反響音を和らげるためにグラスウールボードを施工させていただきました。グラスウールは高周波騒音のみにしか吸音効果がございませんが、簡易の取り付けが可能で、軽量なのも特徴です。その為、4m×6m程度の部屋であれば施工も1日~2日で終了します。簡単ではございますが、グラスウールボードの施工手順をご紹介致します。
1、墨み出しを行いピンを接着剤で止める
2、接着剤が乾いたらグラスウールボードをピンに刺すように取り付ける
3、突き出たピン部分にキャップを取り付ける
簡単なご紹介ではございましたが、施工手順は以上となります。短期間での施工対応になりますので、その分費用を抑えられます。
このグラスウールボードの対策は、収録スタジオでの反響音対策にも採用されております。収録時に余計なノイズが走らないようにし、暗騒音をぐっと抑えることが可能です。詳しくは下記も御覧くださいませ。
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いかがでしょうか。今回はグラスウールボードの騒音対策でした。騒音でお悩みの方はご気軽にお問い合わせください。