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株式会社静科

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    2015-08-02

    防音材の吸音効果測定~現場を想定した測定(残響室法)

    前回は少ない面積での測定でしたが、第2弾では大きい面積での測定になります。垂直入射のデーターは実際の現場で使用する量と同じ性能を出せるかが不明な点もありますので、より現実的な数値となります。

    ※ 写真は残響室になります。中心に写っているBOXは今回とは関係ありません。

     

    管の中に吸音材を入れたのに比べ、今回は残響室(響きがある部屋)に、おおよそ12㎡ほど吸音材を並べます。周囲には測定マイクとスピーカーが設置してあります。スピーカーから一定の周波数がでますので、吸音材がない状態とある状態でどのくらい部屋の響きが短くなるかを測定し、吸音効果を出します。なお、JIS規格ですと発生した音が60dbに下がる時間が対象になります。吸音効果が高ければ高いほど60dbになる時間が短くなります。残響室法では様々な角度から音を発生させますが、入る角度によって吸音効果が変わることも事実です。そのため、高速道路の防音壁を想定する際は「斜め入射」の方法によって吸音効果を確認することも多いようです。この場合はJIS規格がありません。

    ※ 一般財団法人小林理学研究所 参考WEB : http://www.kobayasi-riken.or.jp/news/No32/32_3.htm

    想定する現場により使用するデーター、測定方法は変わるようです。静科ではほぼ「残響室法」で測定をおこなっておりますので、必要な際はお申し付けください。