試験機の騒音対策~弊社製品「簡易無響ボックス」をベースにカスタマイズ
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
ここ3ヶ月間、週1日泳ぎに行くことを続けることが出来ているのですが、最近になってようやく筋肉や肺活量が少し向上したかな?と感じ取れるようになってきました。3ヶ月続けてやっと効果が表れるのかという残念な気持ちがありますが、継続は力なりが少し実感できているので、これからも継続して頑張りたいと思います。
余談はここまでにして、今回は「試験機用簡易無響ボックス」をご紹介したいと思います。
弊社製品をベースにカスタマイズ
今回ご相談を頂いたお客様は、製品開発の際に使用する試験機の機械音が数値に干渉することがあり、防音対策を強化したいとの事で、弊社にお問い合わせを頂きました。
製作に辺り、お客様が事前に弊社オフィシャルサイトに掲載している「簡易無響ボックス」をすでにご覧いただいており、簡易無響ボックスをベースに要望を組み込んでいきたいというご依頼でした。希望形状や仕様等の情報を元に簡易図面を製作し、完成形のイメージを共有しながら仕様の決定しました。
関連ページ:精密機器の検査や開発向け「簡易無響箱」
本案件では、試験時に低音域から高音域の音が発生するとのことで、低音域も対応可能な防音パネル「一人静タイプL」を用いて、製作いたしました。
簡易無響ボックスとは
まず「無響」の意味ですが、「響きが無い」又は「音が反射しない事」を表現します。簡易無響ボックスはできる限り無響を実現できるように、ボックスの外からの響きや振動をゴム脚等を用いて、出来る限り遮断しつつ、ボックス内の床・壁・天井を防音材で囲い内部の反響を抑えた構造となっております。反響を抑えることで内部の残響時間が減り、周囲の音に影響されずに、測定物や必要な音の測定を行うことができます。以上の仕様でお客様にご納得頂きましたので製作を進めていきました。今回の簡易無響ボックスの仕様や製作期間は下記となっております。
簡易ボックス仕様・制作期間
- 全体サイズ:【入口部分】幅64cmx奥行き64cmx高さ90cm
- 製作期間1週間
本案件は、一体型での製作となっている為、弊社工場にて厳密な品質の確認後、厳重に梱包を行い、お客様の下へ届き次第、直ぐにご利用が可能な状態となっております。今回の大きさで、重量は約30kgですので、二人で余裕を持って持てる重さとなっております。
今回は「試験機用簡易無響ボックス」をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談は、なんでもご気軽に「騒音相談WEBツール」よりお問い合わせください