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株式会社静科

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    実験機器用コンプレッサーの騒音対策~配線用の開口付きの防音ボックスで約10dB低減

    皆さんこんにちは。製造部の花田です。最近朝と昼間の気温差が激しいですね。毎朝何を着て外に出るか悩んでしまいます。コロナもまた増えてきているので、風邪には気を付けたいものです。

    さて、本日ご紹介しますのは「コンプレッサー用防音ボックス」です。コンプレッサーの騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。

    狭い場所でも防音ボックスを設置可能

    今回ご相談下さったのは、とある製薬会社の方でした。実験機器用のコンプレッサーの騒音がひどい為、環境改善のために今回防音に乗り出したそうです。しかし、今回の防音ボックスを製作するにあたって、とある問題点がございました。それは、「設置するための場所が狭い」ということです。

    一般的に防音材として知られているグラスウールなどですと、防音効果を出すために厚さを出す必要性がございます。そのため機械の周りを囲うためにはある程度のスペースが必要です。

    しかし今回のコンプレッサーが設置してある部屋には、他にも実験機器や机などがあり、機械同士の隙間があまり広くはありませんでした。そのため、機械の周りを防音材で囲うことは難しくなってしまいます。そこで弊社の製品が活躍いたします。

    弊社の代表製品である一人静科シリーズは、薄型軽量で効果が非常に高いという事が強みとなっています。一人静タイプAはフレームを回した際の板厚が約37mmとなっており、狭い場所でも設置することが可能となっています。

    今回はコンプレッサーの防音という事で、熱籠り対策として放熱機能を兼ね備えた「一人静タイプD」を選定いたしました。タイプDはタイプAと同じ厚さで、中のハニカムがアルミ製となっており、熱伝導率が高いため放熱しやすくなっています。

    防音ボックス設置後の騒音レベルは約10dB低減

    最上部の写真が実際に設置した写真です。今回の現場は京都でしたが、実際に我々がお伺いして設置を行いました。人数は私と外部の方計3名でお伺いし、コンプレッサー以外の機械含め、3台分のボックスを設置いたしました。

    設置作業は約4時間で全て完了させることができました。写真を見て頂くとわかるように、天面に配線用の開口を設けています。その位置に開口を設けることで、配線を外して機械を止めることなくボックスを設置することができました。効果として、約10d低減することができました。

    弊社の製品は、様々なご要望に対応することが可能となっています。コンプレッサー以外でも何か騒音でお悩みの方がいましたら是非一度弊社にお問い合わせください。