入隅部の低音対策ベーストラップ製品開発~Inter BEE2022@幕張メッセでお声を直接聞き感じた事
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
最近の休日は、自分が興味のある動画を見ることが多く、気づくとあっという間に一日が終わってしまいます。その中の一つが、ドリップコーヒーです。今までインスタントコーヒーばかり飲んでいたのですが、コーヒー豆を購入してドリップして飲むようになりました。より美味しく淹れてみたいと、動画で勉強しています。
余談はここまでにして。今回は、現在開発中製品の紹介と、その試作品が展示された「Inter BEE2022」に参加させて頂きましたので、上記2点について少しお話させて頂きたいと思います。
音響向け開発製品「(仮名)ベーストラップ」のご紹介
音楽制作をされている方から多い相談の1つに、「部屋の入隅部分に残りやすい低音域の音を無くしたい」というものがございます。弊社で取り扱っている音響パネルは、低音域に効果はありますが、形が長方形になっている為、入隅部分に効果的に設置するのは難しいです。上記の点から、入隅をフラット化させることができ、既存の製品以上に、低音域により効果が高い製品を開発してみようということで開発を進めています。
現在の試作段階では、2等辺三角形の形で制作し、入隅をフラット面とする使用方法と、音響パネル『SHIZUKA Stillness Panel SDM』の内側に設置することで、より低音域への効果量上げる使用方法を想定しています。高さは、H1,000とH500の2つのサイズで進めており、積み重ねて使うことも想定しております。また、表面材や枠材の素材の色変更を行うことも可能となっております。試作品段階ではありますが、貸出を行うことができますので、興味がある方は、ぜひご連絡頂けますと幸いです。
(仮名)ベーストラップの仕様
- 寸法:W410xD410xH1,000/500
- 表面材:アルミ繊維材(ブラック/シルバー)
- 吸音層;発泡樹脂
- フレーム:アルミ/樹脂枠/塩ビ枠
『Inter BEE 2022』にてお客様の声を実際に聞いて
上記でご紹介した開発試作品等を、2022年11月16~18日幕張メッセにて開催の「Inter BEE 2022」にて展示いたしました。試作品ということもありながら、多数のお声を頂きありがとうございました。頂いたお声を参考にブラッシュアップを行い、2023年3月販売を目標に進めて行きたいと考えておりますので、もうしばらくお待ちください。
今回、製造部の身でありながら、初めて展示会でお客様の対応をさせていただきましたが、直接ご要望やご感想を聞くことができ、改めて自分が作っている物の評価や、改善しなくてはいけない部分を実感いたしました。より一層、お客様のお声に応えることができるよう頑張りたいと思いました。展示会に足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。