破砕機の騒音対策~特注防音カバー施工により約15㏈の低減に成功し生産性が向上
みなさんこんにちは。ソリューション事業部のTです。最近は年末に近づいたこともあり友人たちとの予定が増えてきました。就職を期に住まいはバラバラになってしまいましたが、久しぶりに会おうと誘ってくれるのはとても嬉しいことです。予定が詰まって大変ですが、みんなと会えることを楽しみに仕事も頑張りたいと思います。
余談はこれまでとし、今回は破砕機用の特注防音カバーのご紹介です。弊社パネル「一人静」シリーズの特徴が非常に活きた例になりますので、是非お読み頂ければ幸いです。
限られたスペースでも対策可能
今回ご相談くださったのは、破砕工程の建屋を新設したリサイクル会社様でした。近隣住民の方への対策もありますが工場内で破砕機の騒音が非常にうるさく、会話が出来ない程の騒音のため円滑に作業が進められない点を改善したいとのことでした。破砕機などの大きな機械を大幅な静音化するためには全体を囲う必要がありますが、今回は少々問題がありました。
それはスペースの狭さです。新設ですので施工時には周りに他の機器などは無かったのですが、今後他の機器が入る予定のため、スペースを取られたくないとのことでした。
一般的に破砕機などの大きな騒音を発する機械を囲う場合の防音材は分厚く重いものが主流です。グラスウール+鉄板の構造のため、厚みも100㎜程度で全体を囲うとかなりスペースを取ってしまいます。
今回採用させていただいた弊社製品の「一人静タイプA」は厚さが37mmと薄型の防音材となってり、今回のような限られたスペースでご利用頂けます。
ご要望に合わせた自由自在のオーダー対応
今回のように破砕機を全面囲うカバーの場合は様々なご要望を頂く事があります。
①コンベアの切欠き
「一人静」のパネル構成はほとんどアルミのため、破砕機のコンベア部分の切欠きや吸気排気ファンの取付けも作製することが出来ます。従来の鉄板ですとこれらが難しいものになります。
②中が見える様に小窓が欲しい
今回は破砕する1号機の方に中を確認できる小窓を設置しました。
③破砕物の投入扉
天面には破砕物が上から投入できるように両開き扉仕様になっております。一般的な防音パネルですと重量があるため、扉が重くなってしまうため開口にすることが多いようですが、弊社パネルであれば軽量ため扉仕様が可能です。
導入後は約15㏈の低減に成功し、会話もできるようになったことで生産性が向上し働きやすくなったとの声を頂きました。
簡易解体で破砕機部品交換もラクラク
防音カバー設置後に、破砕機の歯の交換が必要になったそうなのですが、ここでも「一人静」パネルの良さがありました。
弊社パネルは軽量のうえ組立解体が可能なため、好きな部分のパネルを外し内部の交換が可能です。そのため移設も容易で工場のレイアウト変更にも対応可能です。
この他にも弊社パネルの良い点は多くあります。どんな防音相談も静科におまかせください。