2022-10-27

個人宅のエアコンプレッサー稼働音対策～低音域対応の一体型5面体防音ボックスを製作

みなさんこんにちは、製造部の横山です。

冬がすぐそこに近づいているような気温になってきたので、身体が温まる鍋料理の季節が来たなという気分になってきました。現在自分が使っている土鍋が１人用なのですが、1回分の量だと少し物足りないので2～3人分作れる物に買い換えようかなと考えています。

余談はここまでにして。今回は「エアコンプレッサー用防音ボックス」をご紹介したいと思います。

お客様とイメージを共有しながら製作を進める

今回ご相談を頂いた内容は個人宅のお客様で、屋外にて使用しているエアコンプレッサーの稼働音に対して防音対策を施したいと、弊社にお問い合わせを頂きました。

製作に辺り、お客様より対象となるエアコンプレッサーの型番や、周囲の状況を簡単に教えて頂き、情報を元に簡易図面を作製して、完成形のイメージを共有しながら仕様の決定を進めました。

また、お客様の相談内容に「ズーンと響くような稼働音を減らしたい」という点がありました。ご相談頂いた内容は、低音域帯の音によく見られる表現でしたので、低音域への対応可能な防音パネル「一人静タイプL」を用いて防音ボックスをご提案･製作させて頂きました。

防音ボックスの仕様として、エアコンプレッサーの使い勝手が悪くならないように、ボックスの一面に切り欠きを設けて、圧力計を変わりなく視認することができ、バルブやコード類の取り扱いが変わらない仕様にて製作を行いました。

弊社の防音パネル『一人静』は屋内外どちらでも使用可能となっております。錆や腐食に強いアルミ素材を使用しており、遮音面となる面には、ポリウレタン焼付塗装を行っております。また、自社実験として屋外暴露試験も行っており、2010年～2022年現在の物でも錆や腐食は発生しておりません。

上記の弊社よりご提案させて頂いた仕様でお客様に納得をして頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音ボックスの仕様や製作期間は下記となっております。

本案件は、一体型での製作となっている為、弊社工場にて厳密な品質の確認後、厳重に梱包を行い、お客様の下へ届き次第直ぐにご利用が可能な状態となっております。今回の大きさで重量は約30kgですので、二人で余裕を持って持てる重さとなっております。

今回は「エアコンプレッサー用防音ボックス」をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。