2022-10-26

室外機モーター音の騒音対策＠青森県～材料のみの納品による簡易施工で15dB低減

こんにちは、ソリューション事業部のＨです。今回は室外機モーター音の騒音対策のご紹介です。

近隣への騒音被害を解消

今回ご相談を頂いたお客様は、青森県にあるマンションの管理部の方でした。屋上に室外機が並んでいるのですが、周辺のオフィスやマンションから騒音のクレームが来ているので何とかしたいという内容です。

まずは対策内容を検討すべく、騒音測定情報を頂きました。測定値を確認すると、室外機モーターから発生している中高周波騒音が目立っており、時には「キーン」と言うような、2000Hz付近の音も発生しておりました。

中高周波の騒音対策は弊社の「一人静タイプA」で対策が可能ですので、室外機を囲うような防音壁の対策提案をさせていただきました。対策結果としましては、元々75dB程度発生していた騒音が60dB付近まで下がりました。

通常防音壁・防音ボックス・防音室などの施工設置を行う場合は、弊社製造部（施工部）の方で対応させて頂いておりますが、材料（防音パネル）のみを納品させていただき、お客様自身で施工を行いました。

弊社の防音パネルは厚みが37㎜・重量は平米8kgと薄型軽量です。（他社で同じ防音性能を出す場合は厚み150㎜以上、重量は平米20kg程必要です）そのため、初めて取り扱う施工店さんからの評判も良く、また取り扱いたいと話して下さる方も少なくはありません。

また、弊社の防音パネルは加工性に優れております。例えば現場で急な加工が必要になった場合、通常であれば製造工場へ戻して再加工が必要ですが、丸ノコやカッター等があればカットも可能です。さらに、専用の端面補強枠材もご用意がありますので、切りっぱなしでは無く後処理・仕上げも綺麗におさまります。

上記のような室外機を防音する際、防音壁で囲うような対策を行うことが多いですが、防音壁設置範囲に制限があり、室外機から防音壁までの距離が取れない場合は、熱こもり・オーバーヒートなどが発生し、故障の原因となります。

そんな中でも使用可能な防音パネルが「一人静タイプD」となります。こちらの防音パネルは内部素材を一部アルミにしている製品となっており、吸音面側から発生した熱を外部へ放熱する機能を持っております。コンプレッサーや真空ポンプなどの対策にもよく使用している防音パネルです。

因みに「一人静タイプA」は断熱性のある防音パネルとなっておりますので、現場環境に応じた使い分けが可能です。

いかがでしたでしょうか。今回は青森県の室外機騒音対策と放熱性のある「一人静タイプD」をご紹介させていただきました。

騒音でお悩みの方はご気軽にお問い合わせください。