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株式会社静科

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    【新製品開発】ハニカムボードを製作~接着剤の工夫で曲げ加工耐性の向上が確認

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    休日に友達と夜遅くまで話したり、遊んだりすることがたまにあるのですが、昔のようにオールナイト遊ぶことができなくなってきました。学生の頃は一日寝ずに試験に向かったり、バイトを行ったりとできていたのですが、最近はそのようにはいかないです。これが歳を重ねた事を感じる一つの出来事なのかなと思いました。

    余談はここまでにして。今回は、弊社が行っている新製品開発にて進めている「ハニカムボード」についてお話したいと思います。

    既存のペーパーハニカムボードと別の形に

    弊社では定期的に新製品開発会議を行っており、私自身も参加をしております。新製品開発会議では、弊社の技術を生かした新しいものを考えたり、弊社既存の製品に手を加えて改良できることがないかなど、製造部で一丸となり取り組んでおります。

    弊社では、セラミック入りペーパーハニカムを用いた防音材の製作を行っておりますが、これを活用した新しい物を作ることはできないかと提案がでたところ、ペーパーハニカムを使用したハニカムボードを製作する案がでました。

    開発を進めていく中で、市販で売られているハニカムボードは表面と芯材全てを紙材で作られているペーパーハニカムボードが多いことが分かり、表面材に化粧板を用いることで、DIYや建材として使用することができるような、ハニカムボードの開発を進める事となりました。

    ハニカムボードの試作

    試作を進めていく試作の中で、板材と芯材を酢酸ビニル樹脂系接着剤(身近な物ではボンド)にて開発を進めておりました。開発を進めていく中で、接着力に対して問題があるのではと、案が出てきました。酢酸ビニル樹脂系接着剤では、接着力はあるが試作品の加工を行う際に、曲げ加工への適正が全然みられませんでした。そこで、様々な接着剤を試していく中で、硬化後に弾力性のあるウレタン系接着剤をプラスして試作を行いました。その結果、曲げ加工耐性の向上が確認できました。

    試作ハニカムボード側面
    試作ハニカムボード斜めカット

    形となってきた製品の加工を行い、簡単な棚の製作も行いました。試作ハニカムボードは、ジグソーを用いて鋸刃にてカットを行いましたが、糸鋸でのカットも可能でした。加工は木ネジのみでしたが、芯部分がハニカムでも想像以上に固定力が強く驚きました。一つの試作のみではなく、様々な加工品の試作を進めて、製品性能の向上を進めております。

    試作棚

    今回は、新製品開発「ハニカムボード」についてお話させて頂きました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。