コンプレッサーの騒音対策@東京都~排熱対応の防音カバーで10db以上低減
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
最近会社の福利厚生でフィットネスジムが行き放題となりました。私はここ2年でぶくぶく太ってきておりますので、時間を取ってランニングや筋トレを始めてみようと思いました。3日坊主にならないように頑張ります。
さて、今回はコンプレッサーの騒音対策事例です。
「排熱処理が心配で対策に踏み込めませんでした」
コンプレッサーはピストンの上下運動で空気を圧縮し、タンク内に空気をためることで使用することが可能となりますが、その圧縮された空気は熱を持っておりますので、防音カバーで囲うような対策だとカバーの中に熱が溜まりオーバーヒートしてしまいます。そういった理由から最初は対策に踏み込めなかったとのことでした。ファンが付いている防音カバーも検討をしたそうですが、ファン部分から騒音が漏れてしまい、結局騒音が出てしまうという問題もあったそうです。
そんな中弊社へお問い合わせ頂いた内容は、「内部へ溜まる熱を外へ出しつつ、防音もしっかりと出来る物を作ってほしい」との内容でした。なかなかハードなご相談と思いきや、弊社では問題無く対策が可能です。
放熱仕様の防音パネルを使用
今回お客様のご相談をお聞きし選定させていただきました防音パネルは「一人静タイプD」です。こちらの製品はスタンダードな「一人静タイプA」に比べ、内部を一部アルミに換えることにより自然に吸音面(騒音側)から外部への放熱が可能となっております。一人静タイプAと比べますと、ピーク時には20度近くの差が生じます。
また防音カバー側面にはファンを取り付けておりますが、ファンからの騒音を極力出さない為にファンカバーを設けております。こちらのファンカバーも防音パネルで作製した物になりますので、効果もばっちりです。(左側側面の凸部です)
対策前は82dBでしたが、対策後は69dBまで低減しました。コンプレッサーということで低周波帯の音も発生しておりましたが、10dB以上下がったことでお客様にも満足して頂けました。排熱につきましても、トラブル無く稼働しているそうです。
のぞき窓や小扉もオーダー寸法で設置可能
ファンの他にも小扉や窓、配線用の切り欠きも指定寸法で設置することが可能です。既製品ですと位置や大きさが決まっている物が多いですが、弊社ではお客様の現場環境に合わせてのオーダー作製が基本となっております。
いかがでしたでしょうか。今回はコンプレッサーの騒音対策事例をご紹介させていただきました。
オーダー仕様の防音BOX、防音壁、パーテーションの作製も可能です。まずはご気軽にお問合せ下さい。