賃貸物件での床防音~浮き床施工で床を傷つけずに反響音を軽減
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
最近、暑くなってきたからと言って素麺を買い貯めしたのですが、麺つゆとゴマつゆのローテーションでは流石に飽きが来てしまったので、調理を行うようになりました。つけダレをアレンジする料理がやはり多いのですが、素麺を炒めるレシピがありそれが意外に美味しくてびっくりしたのでぜひ皆さんも試していただきたいです。
余談はここまでにして。今回は、「賃貸物件での浮き床施工」をご紹介したいと思います。
賃貸物件での防音依頼
今回ご相談を頂いた内容は、音楽関係の方が賃貸物件の7畳ほどの1室をリスニングルームとする為に、床の反響音を軽減させたいので防音対策を施したいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。リスニングルームということなので、楽器やスピーカーから発生する音や発生する音による振動への対策が中心となる為、「一人静 音シャットフレーム」と「一人静 ホワイトウール」を併用した、浮床構造を作る防音施工を提案させて頂きました。
一人静 音シャットフレームについて
「一人静 音シャットフレーム」は、下地と仕上げ材の間に設置を行い、縁を切る「浮き構造」を簡単に実現させることのできる建築用防音下地構造材です。音シャットフレームの構造が振動を軽減する形となっている為、音により発生する振動を浮き構造と合わせより軽減させることが可能となっております。より詳しい内容や施工方法・事例は下記よりご覧下さい。
関連ページ:単施工で振動低減「一人静 音シャットフレーム」
賃貸への浮き床施工方法
「一人静 音シャットフレーム」は下地にビスにて固定を行い使用するのですが、本案件は賃貸ということもあり、既存のフローリング上にマスキングテープで養生を行い、テープ部分に強力両面テープにて取り付けを行いました。
上記の方法を取ることによりビスと同等程度に固定を行いつつ、フローリングに傷を付けることなく設置可能なので、部屋を去る際にフローリングの原状回復をさせることが容易となります。フレーム間の隙間には、「一人静 ホワイトウール」を敷き詰めることで、吸音可能面を増やし防音性能の向上を行います。
関連ページ:環境と人にやさしい吸音&断熱材「一人静 ホワイトウール」
床面にフレームを敷き詰めた後は、下地となるベニヤ板12mmを「一人静 音シャットフレーム」とビス固定を行っていきます。音シャットフレームやベニヤ板は、壁面やそれぞれの部材と数ミリ隙間を空けて設置を行っています。隙間を空けることにより、音による振動で壁、又は設置した部材が振動した際に隣り合った部材に振動が伝わらないようしております。ベニヤ板設置後は、遮音ゴムシートを敷き詰めその上に、指定頂いたタイルカーペットを敷き詰め施工は完了となります。
本案件は、現場にお伺いして現場採寸から設置施工まで対応させて頂きました。
- サイズ:約7畳
- 施工人数:3名
- 施工期間:1日
今回は、「賃貸物件での床防音施工」をお話させて頂きました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談は、なんでもご気軽にお問い合わせください。