室外機の騒音対策事例@東京都~ビル屋上へ防音壁を設置し25dBの低減に成功
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
ここ最近、休日はギターの音作りの為にスタジオにこもることが多いのですが、家で大きな音を出して練習出来ない分、思いっきり音を出せる環境に改めて感動した今日この頃です。
さて、今回は屋上での室外機騒音対策事例をご紹介致します。
オフィスビル屋上での室外機騒音を対策
今回、東京都のとある企業様よりご相談を頂きました。内容としましては、屋上に設置されている室外機の騒音が近隣住民へ響いて苦情が来ているため、対策をされたいとのことでした。住宅地という事もあり、周りにはマンションが3棟程建っており、お客様としては会社の評判も下げたくない為、早期の対策を望んでおりました。
早速、対策検討を進めていく流れとなりましたが、まずは対策検討材料として、音の特質を判断するべく騒音測定を実施させていただきました(測定は有料でのご案内となっております)。結果は250Hz~500Hzの低音が目立っておりました為、今回対策を行う防音パネルは低周波騒音向けの「一人静タイプL」とさせていただきました。
本案件以外にも言えますが、騒音対策を検討する上で、騒音源の特質を把握することはとても重要です。仮に、低周波騒音が特化している環境での対策と仮定した際、グラスウールやウレタンといった高周波音にしか効果の出ない材料で対策を行っても、騒音は低減されないためです。弊社では騒音源を確認したうえでの対策を行う為、安心して施工を行えます。
対策結果に関しましては、対策前が87dBだったのに対し、対策後は62dBと25dBの低減に成功いたしました。苦情も一切来なくなりお客様にも大変満足して頂けました。
既存の室外機架台を利用しての対策
防音壁の設置方法ですが、室外機架台を利用した設置とさせて頂きました。
通常防音壁を設置する際は、基礎コンクリートから強度を取って設置しますが、今回、屋上の地面が防水層となっていることから、追加のアンカーボルト設置等が困難でしたので、既存架台を利用させていただきました。
また、既存架台を利用しますと、近くに配管が通っている部分がございますので、そこを避ける必要がありましたが、弊社の防音パネルは加工性にも優れている為、このような細かなパネル加工も容易に行えます。現場状況に応じた施工や加工が行える点は、弊社の強みでもあり、基本的に他社様では対応しきれないようなオーダー加工も受け付けております。
いかがでしたでしょうか。今回は屋上での室外機騒音対策事例を紹介させて頂きました。騒音でお困りの方はご気軽にご連絡下さい。