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株式会社静科

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    コンプレッサーの騒音対策~配管等の配置変更なしで取付け可能な5面体防音カバーを製作

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    最近、自分が以前から楽しみにしていた物の発売日が決まりそうで、毎日情報を検索して販売日が確定していないかそわそわしています。こういう時は、発売日が決まるまでの楽しみの後に、発売日が来るまでの二段階の楽しみ方ができるのが好きです。

    余談はここまでにして。今回は「コンプレッサー用防音カバー」をご紹介したいと思います。

    防音カバーの仕様

    今回ご相談を頂いた内容は、既存架台に設置しているコンプレッサーの稼働音への防音対策を施したいということで弊社にお問い合わせを頂きました。

    本案件では、防音パネル「一人静タイプA」を用いて5面体の防音カバーをご提案・製作させていただきました。お客様と打ち合わせを進めていく中で防音カバーを設置するに辺り、既存配管等の配置変更をさせることなく設置を行いたいとのご要望を頂きました。

    ご要望に対して、本案件では極力防音箇所減らさないよう配管部分のみに切り欠き加工を行い、既存配管位置でのコンプレッサー稼働を行えるように致しました。また、コンプレッサーを囲うように防音カバーの取り付けを行う為に、熱対策に吸排気用の200mmx100mmの開口を設けさせて頂きました。開口部分には50mm間を開けて防音カバーを取り付けることで、防音性能を下がらないようにさせて頂きました。

    開口部分防音カバー

    既存架台に金物の取付が可能とのお話を頂きましたので、防音カバー下部にL字アングルを取り付けることで、既存架台に取り付いてる金物と防音カバーを取付可能な仕様に致しました。

    取付L字アングル

    簡単に設置可能な仕様でご提供

    上記の弊社よりご提案させて頂いた仕様でお客様に納得をして頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音カバーの仕様や製作期間は下記となっております。

    • サイズ:外寸幅70cmx奥行き90cmx高さ87cm
    • 製作期間:1週間

    本案件は、組み立てと解体が容易な仕様で製作致しました。その為弊社工場にて一度組み立てを行い厳密な品質の確認後、解体しパネル化し配送を行い、お客様にて組み立て設置を行って頂きました。弊社防音BOXの組み立て設置は、プラスドライバーさえあれば可能な仕様となっており、お客様毎の写真付きの簡易的な組立手順書を作製しますので、迷うことなく組み立てができるようになっております。

    今回は、「コンプレッサー用防音カバー」をお話させて頂きました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。