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株式会社静科

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    木材切断機の騒音対策@栃木県~低周波音に特化した『一人静タイプL』で防音室を製作

    みなさんこんにちは。製造部の花田です。最近梅雨入りしてぐずついた天気が続きますね。朝方と昼間の気温差が激しいので毎日何を着て外に出るか悩んでしまっています。風邪を引かないよう気を付けたいものです。

    さて、本日ご紹介しますのは「木材切断機用防音室」です。木材切断機の騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。

    低い音に一人静タイプLで対応

    今回ご相談下さったのは、とある木材加工業者の方でした。木材を切断する用の機械の騒音がひどい為、工場内の環境改善のために対策に乗り出したそうです。しかし、こちらの機械の対策をするにあたって難点がございました。それは、「発生する音が低い」ということです。

    一般的に低い音は防音しにくいとされています。理由としまして、低い音は振動エネルギーが強く、グラスウール等ですと、抑えきれずに外部に漏れてしまいます。

    そこで弊社の製品が活躍いたします。弊社の製品に「一人静タイプL」というものがございます。代表製品である「一人静タイプA」と比べて厚さを増し、重量を上げた製品となっています。厚さはフレームを付けた状態で70mm、重量は約33kgとなっています。

    重量がある分振動を抑える力が増えており、低い音に特化した製品となっています。今回のような低い音を発生する機械の騒音対策を相談された際には、こちらの「一人静科タイプL」をご紹介させて頂いています。

    現場に伺って採寸から設置まで対応

    今回は栃木県と弊社から近いこともあり、実際に現場にお伺いして機械の採寸をおこない、機械に合わせた形で防音室を設計させて頂きました。その際に扉を付ける位置や、メンテナンス用に取り外し部分が欲しいなどのご要望を伺い、図面に組み込ませていただきました。

    最上部の写真が実際に設置した防音室の写真となっています。今回は内部で作業するため、出入りができる様に扉を取り付けました。また、横から木材をローラーで入れられるように開口をもうけております。

    パネル製作後、再度現場にお伺いして防音室の設置をいたしました。私を含め作業員三名でお伺いし、2台分の設置を行いました。時間としては約10時間、2日間で設置が完了いたしました。設置後に開口部からの音漏れが少しありましたので、後日開口塞ぎ用のシートを送らせていただきました。

    弊社では採寸から設置まで一貫して行っております。何か騒音でお悩みの方がいましたら是非一度弊社にお問い合わせください。