コンプレッサーの騒音対策@兵庫県~防音カバー設置後は24㏈低減
皆さんこんにちは。ソリューション事業部のTです。ゴールデンウィーク中は東京都の檜原村なや埼玉県の秩父どに大好きな自然とグルメを求めてお出かけしました。山頂からの景色に黄昏れたり、また川の水は飲むことができ、ヤマメの刺身や山菜おこわなどを満喫し良いリフレッシュになりました。ずっとゴールデンウィークのような暮らしができたら良いですよね。
余談はここまでにして、今回は弊社のパネルを使って防音カバーを設置させていただいた際の「設置の前後での測定」についてご紹介いたします。
医療機関様にて機械音低減の対策
兵庫県にある医療センターの検体検査室にあるコンプレッサーの音の対策でした。低音を含んだ稼働音が検査室全体に響いており、そこで働く従業員の皆様への配慮をされたいと、弊社にお問い合せ頂きました。弊社にてコンプレッサーのサイズや吸気口に合わせた形に対応した、専用の防音カバーを製作し、設置・施工まで行わせて頂きました。また、設置前と設置後にどれほど低減できたか、騒音測定と報告書が欲しいとのご要望を受けましたので、その結果をご紹介いたします。
余談ですが、対象の機械に合わせた形で囲うことができ、また、不燃性やパネルからの発塵も無いため、検査室でも安心してお使いいただくことができます。また軽量で施工しやすいため、現場は4階にありましたが、スタッフ2名により、W1200×D1200×H1400の防音カバーの設置を約2.5時間で終えることができました。弊社パネルの複数の強みが活きたと思います。
防音カバー設置後は24㏈の低減に成功
【設置前】
測定地点 | 基準値(㏈) | 騒音レベル (㏈) |
騒音源前 | 85 | 86.7 |
設置前ではコンプレッサー前にて耳栓が必要とされる基準値より1.7㏈オーバーの86.7㏈でした。これは走行中の電車内ほどの大きさになります。
【設置後】
測定地点 | 基準値(㏈) | 騒音レベル (㏈) | 対策前との差(㏈) |
暗騒音(作業場) | 85 | 61 | |
騒音源前(カバーあり) | 85 | 62.7 | -24 |
騒音源前(カバーなし) | 85 | 71.1 | -15.6 |
作業場 | 85 | 61.7 | -25 |
設置後の測定では、コンプレッサー前にて-24㏈の静音化できました。表を見て頂くとわかりますが、コンプレッサーが稼働していない時の暗騒音に近い数値となりました。コンプレッサーを稼働させた際でも実際に従業員の方が作業する場所については61.7㏈と暗騒音とほぼ変わらない数値まで低減できていることがわかります。
またカバーありとカバーなしという数値ですが、今回はコンプレッサーの吸気口に合わせて開口部を設けました。その開口部からの音漏れを防ぐために開口部の寸法に合わせたカバーを後付けしており、そのカバーを付けた状態と外した状態の数値になります。カバーを外した場合でも、-15㏈ほどの低減ができており、報告書でエンドユーザー様に説明がしやすいと、お客様にも喜んでいただけました。
防音以外でも騒音測定のお問い合せもお待ちしております!
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