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株式会社静科

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    大型室外機の騒音対策で防音壁を新設@東京都~基礎コンクリートが無くても施工可能

    こんにちは、ソリューション事業部のHです。

    今回は東京都某施設にて対応させていただきました大型室外機の騒音対策事例をご紹介させていただきます。

    吸音・遮音する防音パネルで防音壁を新設

    今回ご相談をいただきました内容は、室外機から発生する騒音が近隣の民家まで響いてしまうため、それを何とかされたいというご要望でした。

    実際に現場へお伺いし騒音を測定しますと、中周波(500Hz~1000Hz)の騒音が大きく出ておりました。弊社の防音パネルは、スタンダードタイプの「一人静タイプA」で500Hz帯から上の周波数帯に大きな効果があり、今回のような騒音にはピッタリでした。

    他社製品と比較ですが、通常の防音壁ですと遮音性能のみを持っている製品が多いです。その場合、音が反響してしまい、上部から音が回り込んでしまうことも多くあります。弊社の製品は遮音性能の他に吸音性能も兼ね備えております為、音が反響せず音の回り込みも自然と低減していくのが特徴です。また、今回はそれにプラスし、防音壁の形状に次のような工夫をしているため、音の回り込みは最小限に抑えております。

    庇付きの防音壁で音の回り込みを最小限に

    室外機は上部への排出も伴う為、いくら吸音性能が高くとも開口部分からの回り込みは多少なりとも発生してしまいます。だからと言って天面を塞いでしまうと排出が出来ず、機械の故障の原因にもなります。その為、排出口を確保しつつ吸音幅を広げることが大切なのですが、弊社ではそういった対応も可能です。

    下記画像の様に、天面を斜めに取り付けることで、排出口の確保と防音を両方行えます。最近ではこのような事例を弊社HPにて参照いただき、同じような対策を行いたいというお問い合わせも多く頂いております。

    既存に基礎コンクリートの無い現場でも設置可能

    通常の防音壁は、地面の基礎コンクリートから強度を取ることが多いため、地面が土や砂利などの場合は固定が困難となるケースも多いのですが、弊社の防音パネルは薄型軽量(厚み37mm、平米あたり8kg)ですので、置き基礎のブロック等でも固定・自立が可能です。

    今回は下記画像のように強度を設けました。200mm~300mm程地面の土を掘り、そこへコンクリートブロック埋め込むような仕様です。このように現場状況に合わせた加工や施工を行える点も弊社の特徴です。

    いかがでしたでしょうか。今回は東京都某施設の室外機騒音対策事例につきましてご紹介させていただきました。弊社では防音壁以外にも防音室や防音カバー等の対策も行っております。ご気軽にお問い合わせください。