ポンプの騒音対策用防音カバーを製作~実際の組立て・設置手順をご紹介
こんにちは、製造技術部の岩﨑です。
だいぶ暖かい陽気になってきましたが、朝は相変わらずの寒さです。皆さまも寒暖差で体調を崩さないようお気をつけてください。
さて、今回の記事では「ポンプ用防音カバー」について、実際の設置手順とともにご紹介したいと思います。
電子部品メーカー様向けに「ポンプ用防音カバー」を製作
今回の案件は過去に何度かご注文頂いている電子部品メーカー様よりのリピート依頼で、ポンプ用の防音カバーの製作を行いました。
下記の記事でも紹介されている、よくお問い合わせを頂く騒音対策ベスト3には惜しくも入らなかったものの、ポンプ類もこれら(室外機、粉砕機、プレス機)に匹敵する騒音源として挙げることができます。
関連記事「よくお問い合わせを頂く騒音対策ベスト3~営業部調べ~」
また、最近のポンプは省エネなどの要求事項を満たすために効率化、高速化が求められており、それにともない全体をコンパクト化する必要もあるため、騒音が大きくなってしまう傾向にあります。
ポンプ騒音はおもに機械的原因によるものと流体的原因によるものに区分けすることができますが、空気伝搬音の元とも言える流体的原因を対策することで十分な防音効果を得ることができます。対策としては防音カバーで囲う方法が有効的で、これは過去の納品実績でも証明されております。
関連リンク:ポンプ施工実績記事一覧
設置の手順(画像付き)
今回の記事では防音カバーの組立てに照準を当て、実際の手順を画像付きで簡単にご紹介したいと思います。防音カバーはパネルや枠材同士を組み合わせ、ドライバーでビス留めすることで誰でも簡単に設置が可能です。
手順① パネル2枚を組み合わせL字型を作り出す。
手順② 3枚目のパネルを組み合わせ、コの字型を作る。
手順③ 4枚目のパネルを組み合わせ、ロの字型にする。
手順④ 天板をスライドさせながらはめ込んでいく。
手順⑤ 完成!
実際の設置の際には配管を避けるために少し工夫がいりますが、おおまかには上記のような流れで設置が可能です。
静科ではパネルの製作から施工までまとめてご依頼頂くことも可能ですが、このような小型なものであればお客様自身で設置頂くことも容易です。その際には設置費・施工費が不要となるため、コスト削減にも繋がります。どちらのケースもそれぞれにメリットがございますので、まずはお気軽にご相談ください。