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株式会社静科

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    クリーンルーム内の騒音対策~発塵しない防音材『一人静タイプZ』を圧着工法で設置

    皆さんこんにちは。ソリューション事業部のIです。

    今回は愛知県で施工させていただいたクリーンルームでの防音対策についてご紹介させていただきます。クリーンルーム内での対策にぴったりな「一人静タイプZ」を使用して防音対策を行いました。

    クリーンルームでも防音対策

    今回のお客様はクリーンルーム内の反響音、また部屋の外へ漏れ出る音にお悩みを抱えておりました。そこでクリーンルームの壁に弊社製品「一人静タイプZ」を取り付けました。

    「一人静タイプZ」はクリーンルームや油や水が飛び散る環境でもお使いいただけるパネルです。パネルの吸音面にフィルム、パンチングメタルが施されております。従来の防音材は、日光や風などによる経年劣化や水が染み込むことで、中身の吸音材が発塵したり性能が劣化してしまう可能性があります。「一人静タイプZ」は「一人静タイプA」ベースにしており、吸音性能を落とすことなく吸音面からの水の染み込みや発塵を抑え劣化しにくい仕様となっております。そのため、上記のような環境でもご心配なくお使いいただけます。

    クリーンルーム内での施工方法

    今回はクリーンルーム内での施工ということですので壁にドリルで穴を開けてしまうと、壁材が発塵してしまうためクリーンルームでは施工が出来ません。そこで圧着工法で吸音パネルを取り付けました。圧着工法とは、壁に接着剤のようなものなどを塗り、パネルを貼り付けていく方法です。このようにすれば壁に穴を開ける事なく、施工が行えます。

    今回は壁の立ち上がりが直角ではなく曲線だったため、施工店さんの御配慮でクリーンルーム内の掃除などのメンテナンス性を考え、アルミのフラットバーを巾木のようにして対応しました。

    また壁には配管が通っていたり、エアコンのコントロールパネルが取り付けてあったり、入り口のドア部分にも施工を行う必要があったため、単純にパネルを貼り付けることは難しい状態でしたが、弊社ではパネルの販売だけでなく、オーダーメイドでの加工や施工が出来るため、メンテナンスや配線の位置を考慮して対策が行えます。

    今回の対策では、クリーンルーム内全ての壁にパネルを取り付けておりません。4面あるうちの3面にのみパネルを取り付け、外への音漏れや室内での反響音を防ぐことが出来ました。パネルに吸音効果があるため、状況によっては全ての機器を囲ったり全ての壁に取り付ける事なく対策が可能になります。このように出来ることで、価格を抑えたり施工期間の短縮にも繋がります。

    騒音などにお悩みの方へ

    今回はクリーンルーム内での騒音対策についてご紹介させていただきました。クリーンルームの他にも対策が難しい環境はいくつもございますが、弊社は複数のパネルタイプをご用意しており、現場環境に合わせた加工や施工も行っております。

    騒音にお悩みの方や対策方法にお悩みの方など、ぜひ一度静科にご相談ください。