Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    一般住宅の室外機の騒音対策~熱とメンテナンス性に配慮した三面体の防音壁

    みなさんこんにちは、製造部のYです。

    今年は資格試験に挑戦しようと思いテキストをすぐに買ったのですが、いざ仕事終わりに勉強をしようと思うと中々テキストを開くまでが長かったり、集中力が続かなかったりで苦戦しています。日常に勉強を組み込むことが必要なのかなと感じているので、まずはそこを目指したいと思います。

    余談はここまでにして。今回は「屋外室外機用防音カバー」をご紹介したいと思います。

    現場調査による騒音対策

    今回ご相談を頂いた内容ですが、一般住宅の新築工事を進めている中で、敷地内にある室外機の設置場所が近隣の住宅地に近いため、稼働音の防音対策を施したいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。

    対応させて頂いた、屋外室外機は上部にファンが付いており、その部分から稼働音が響きます。本案件では、防音パネル「一人静タイプA」を用いて三面体の防音壁をご提案・製作いたしました。

    騒音対策としては、BOX型として全ての方向を覆ってしまうのが良いのですが、室外機から発生する排熱により熱がこもってしまい、機械に支障をもたらす可能性があります。その為今回は、一面を開放し天井部分のパネルに角度を付けることにより熱対策とメンテナンス対策を行わせていただきました。また防音パネル「一人静」は耐水性のある製品ですので、屋外での使用も問題ありません。

    天井パネル

    製作にあたり本案件では、現場にお伺いして現場採寸と設置まで対応させて頂きました。事前の現場採寸により既存パイプ位置や周辺の導線の確認を行いましたので、現場状況に合わせた防音壁の大きさやパイプの妨げにならない設置位置を提案させて頂き、既存の新築計画を変更させることなくパネルの設置を行いました。

    本案件の防音壁の高さは約2.5mとなっています。高さがあると風の影響によりパネルが揺れますので、コンクリート基礎にアンカー打ちを行いパネルの固定を行うことにより風への対策を行いました。今回の防音壁は幅2.0mx奥行き2.0mx高さ2.5mのサイズとなっています。

    アンカー打ち部分

    施工は2名で行わせて頂きましたが、半日で設置が完了致しました。パネルの重量が1枚約13kg程度となっておりますので、大人二人で持てば余裕で持つことができる重さとなっていますので重機を必要としません。

    防音壁設置前
    防音壁設置後(別視点)

    今回は室外機用防音壁をご紹介させていただきました。

    防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。