排水ポンプの騒音対策~放熱タイプのパネルで防音BOX製作
皆さんこんにちは、ソリューション事業部のIです。
今回は「排水ポンプの騒音対策」についてご紹介させていただきます。
排水ポンプの騒音対策
今回ご相談いただいたのは、とある食品加工会社様です。工場敷地内に排水ポンプがあり、敷地境界線での騒音レベルの低減を図りたいということでご相談をいただきました。排水ポンプを床以外の5面体で囲う対策をご希望でしたが、排水ポンプは熱が発生するため5面体で囲ってしまうと熱がこもってしまう為、従来の吸音パネルでは対策が困難でした。
そこで「一人静タイプD」を選定し排水ポンプの防音ボックスのご提案をさせていただきました。「一人静タイプD」を選定した理由は、放熱タイプの吸音パネルだからです。内部のハニカム材がアルミ素材で作られているため「一人静タイプA」に比べ放熱性があり、熱がこもりにくくなります。また配管が多く入り組んでいるため、切り欠きや配線口を設ける必要があります。さらにメンテナンス用に上部を外せるような造りをご希望でした。
オーダーメイドで作成
様々なご要望にお応えするため、弊社ではお客様の現場状況に応じた対策を行っております。前述のパネル選定も放熱タイプだけでなく、低周波向け吸音パネル(一人静タイプL)やクリーンルーム向け吸音パネル(一人静タイプZ)など、パネルの特性・厚さなど様々な種類からお選びいただけます。弊社の吸音パネル「一人静」は両面アルミで出来ているため軽量かつ加工に優れています。
配管や配線が多い場合でも切り欠きや配線口を設けることが出来るため、設置が可能となります。メンテナンス用に一面を外せる仕様にしたり、扉を付けたりすることも可能です。また今回のお客様は、お客様自身での設置が出来るよう吸音パネルにインサートを取り付ける仕様にいたしました。
このようにお客様の使用環境に合わせた加工や設置が可能となっており、より多様でより効果的な対策をすることが出来ます。
ぜひご相談ください!
今回は排水ポンプの騒音対策についてご紹介させていただきました。
今回のように敷地境界線での騒音レベルの低減だけでなく、工場内で働いている従業員のための環境改善を目的とするお問い合わせも数多く頂いております。目的・目標によって対策方法は様々あります。
弊社は吸音パネルの製造や防音BOXの製作だけでなく、対策のご提案から施工まで一貫して行うことが出来ます。もし騒音問題でお悩みの方や対策方法が分からない方などいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。