某大学研究室のコンプレッサー騒音を低減~扉仕様の防音パーテーション~
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
今回は某大学研究所のコンプレッサー騒音の対策事例をご紹介させていただきます。
機器測定を行う際にコンプレッサー騒音が乗ってしまい悩んでました
今回ご相談を頂きましたのは、東京都にある某有名大学からのお問い合わせでした。なんでも実験室内で冷却の為に使用しているコンプレッサー(1.2kW)の騒音が、測定を行う際にノイズとして信号に乗ってしまうのでカットしたいというご要望でした。
このような測定を行う際に他の音を下げたいというお問い合わせは、上記の用な研究所・実験室といったお客様が多く、弊社でもよく対応を行う部類でした。
対策方法の検討に悪戦苦闘
弊社でコンプレッサーの騒音対策は何度か行っており、そのほとんどがコンプレッサーをボックスタイプの防音パネルで囲うような対策でしたので、今回も囲うような対策方法をまずはご提案させていただきましたが、囲った影響で温度が上がってしまうと故障の原因となってしまうという点で却下となりました。弊社では一人静タイプDという放熱仕様の防音パネルもございますが、今回30度以下という温度設定を保たなければならない為、例えば夏日のエアコンのついていない室内温度を想定すると30度を優に超えてしまいます。
その後お客様と対策検討を進めていき、行きついた対策は、研究所室内の壁を利用しての防音パーテーション(扉式)の取り付けでした。この方法であればコンプレッサー周辺に寸法の余裕が生まれる為、熱がこもることも無く、扉仕様なので使い勝手も良い対策方法でした。これで安心して機器測定を行えるかと思います。
製作に関しましては、大まかには防音パネルを指定寸法カットし室内のサイズに合わせ、最後に蝶番を取り付けております。全て自社で加工を行っておりますが、詳しくは下記の製造編ブログ記事をご確認くださいませ。
様々な用途で使用される防音パーテーション
今回は機器測定を行う際にコンプレッサー騒音が目立ってしまうというお悩みでの防音パーテーション事例をご紹介させていただきましたが、その他にも下記のように様々な用途で弊社の防音パーテーションは活用されております。
- 工事現場の騒音対策
- 特殊車両稼働時の騒音対策
- 録音ブース用パーテーション
- オフィス騒音用パーテーション
下記画像、4件分を掲載させていただきましたが、他にも様々な用途で活用されております。特に最後のオフィス騒音用のパーテーションは、このご時世でWebミーティングが増えて社内で声を出す機会が増えてきたからか、最近よく問合せを頂きます。
いかがでしたでしょうか。今回は某大学研究所へ納入させていただいた防音パーテーションの事例をご紹介させていただきました。騒音でお悩みの方、まずは弊社へお問い合わせください。