設置済みの粉砕機用防音ボックスに片開き扉を追加工
こんにちは、製造部のIです。
緊急事態宣言も明け、久しぶりに友人と外食をしました。期間中はずっと宅飲み&食事が多く、それはそれで悪くないのですが、お店で飲む久々のジョッキビールがとても身に染みました。閉店してしまったお店が多い最寄り駅周辺にも新規オープンの旗が増えてきたりと、徐々に活気が戻ってきたように感じます。感染予防対策には気を配りつつ、少しずつもとに戻っていけたらいいですね。
さて、本日は既に過去に設置を行った防音ボックスに、追加工で扉をつける案件がございましたので、その紹介をしたいと思います。
既存の防音ボックスに片開き扉を追加工
半年ほど前に工場内の粉砕機用に、高さ3mの防音ボックスを制作させていただきました。今回はその防音ボックスに片開きの扉を後付けする加工を行いました。
本来であれば事前に扉や開口などの加工は計画して行いますが、やむを得ず後から追加工をして欲しいといったケースもございます。今回は正面の観音扉(初回設置時取り付け済み)に加え、箱の右側面にも片開き扉を取り付けたいとのご希望でした。
静科の防音パネル「一人静」はアルミが主な素材で丸鋸などでカットが容易です。加工性の高さが特徴で、このような依頼にもなんなく対応可能となります。
実際の加工手順をご紹介
あらかじめ指定の扉サイズが決まっていたため、事前に工場で扉そのものの制作を行いました。現場での加工手順は以下のようになります。
① 扉をつける箇所の寸法を図り罫書きを行う
② ドリルで貫通穴を開け、ジグソーを使ってパネルをくり抜く
③ くり抜いた端面をコの字アルミフレームでコーキング固定
④ コーキングがある程度固まるまで待ち、事前に制作していた扉をはめ込む
⑤ 蝶番用のインサートを取り付け
⑥ ロックハンドルの受座をつける
⑦ 扉とフレームの間に隙間ができるので、戸当りをリベット付けする
⑧ 完成!
コーキングが固まる時間を除き、3時間程度での設置となりました。また、くり抜いたパネルは持ち帰って処分致しましたので、廃棄の手間を取らせて頂くこともありませんでした。
費用がかかってしまうため、なるべく初回設置時にご希望の加工はまとめて頂くのがお得かとは思いますが、このような追加工にも随時対応可能ですので、防音ボックスの設置に際してご心配ごとございましても、まずはお気軽にご相談頂ければと思います。