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株式会社静科

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    2015-06-22

    騒音測定器選びのポイント4パターン

    前回に引き続き測定器に関して記載したいと思います。測定器といっても目的によって価格帯・性能が変わってまいります。現在の測定の目的でお選びください。

    関連記事:自前で騒音測定される際のポイント・確認事項

    ※下記の記載内容は主にリオン社製になります

    ① 普通騒音計

    普通といっても工場の騒音を確認する上では十分だと思います。メーカーによってですが、20Hz~8000Hzまでの騒音を測定できます。これに周波数分析の機能を取り付ければ、ほぼ不足なく騒音測定ができます。

    ② 精密騒音計

    普通と精密の違いな何かというと、測定できる周波数範囲の違いです。精密だからと言って普通よりも精度が高い訳ではないようです。測定範囲は20~20,000Hzと人間の耳で感知できる部分をカバーしております。

    周波数分析はすでにはいっておりますので、使い勝手がいいです。さらに、住宅の騒音測定を行う場合は、残響時間の測定機能、床衝撃音の測定も機能を付けることができます。逆に、そこまで考えている場合はこちらの精密騒音計を考えられた方がいいと思います。

    ③ 低周波用騒音計

    100Hz以下を低周波といいますが、さらに20Hz以下を超低周波と分ける場合があります。こちらの超低周波の場合、より細かく低周波部分を測定できる測定器が必要です。現在では精密騒音計の一部としても機能があるようです。室外機や航空機などの騒音測定に有効です。

    ④ その他( ピングマシーン ・ バングマシーン・ インパクトボール )

    測定器ではないですが、マンションの住宅騒音などを測定する上で外せないアイテムがあります。床の遮音性能を確認する場合は、一定の衝撃を発生させるタッピングマシーン(軽量衝撃)とバングマシーン(重量衝撃)、インパクトボール(重量衝撃、バングよりは軽め)を用いて、下の階で測定します。

    また、室内の残響時間を測定する場合は、一定の周波数を発生させるノイズを発生させる機械を用います。

    一概に測定器といっても色々ありますね。環境や騒音の内容によってご検討ください。