食品メーカーの騒音の現地調査に同行~採寸から対策方法の打ち合わせ
みなさんこんにちは、ソリューション事業部のIです。
今回は騒音対策の準備段階である、騒音源の採寸と対策方法の打ち合わせについてご紹介したいと思います。私は入社してまだ1ヵ月程度なので、上司に同行して現場にお伺いさせていただいております。騒音源は分かっていても、どのように対策をしていけば良いか分からないといったお悩みございましたら、是非一度お読みください。
某食品メーカーの騒音源について
今回ご相談いただいたのは、お菓子を製造しているとある食品メーカー様でした。工場内で2か所騒音に悩まされている現場があるということで、早速現場にお伺いしました。お菓子を製造しているので、クリーンルーム内の現場でした。白つなぎを着て帽子を被り、靴を履き替え、エアーシャワーを浴びて入室しました。
騒音源は、金型を振動させるコンベアと金型を強力なエアーで打ち付ける機械でした。金型を振動させお菓子の形を整えながらコンベアを流れていき、騒音の範囲は広いものとなっていました。金型を振動させているため、高い音が鳴り響いていました。また、金型をエアーで打ち付ける機械は、お菓子を金型から剥がすために打ち付けており、こちらも金属に金属を当てているような「カーン」という高い音が一定間隔で鳴っておりました。
実際の現地調査ですが、機械の図をフリーハンドで描きながら、そこに採寸した数値を書き込んでいき、気が付いた点を逐一メモしていきます。また、測定器で測定した数値だけでなく、自身の耳で聞いた音の特徴も記載していきます。機械の仕様についても、数か所付いている取っ手など細かくメモしていきます。
騒音対策の打ち合わせ
工場内での採寸・測定などの現地調査を終え、工場のご担当者様との打ち合わせにも同席させていただきました。メーカー様のお悩みの点・ご不明点については、具体例を交えながら一つ一つ丁寧に答えしたことで、お客様にご理解いただきました。また、弊社カタログを参考にしながら、対策の際に使用するパネルの選定も行いました。
今回はクリーンルームのため、『一人静タイプZ』をご提案しました。 『一人静タイプZ』 は吸音面にパンチングメタルと耐候性フィルムがあることによって、発塵性が抑えられており、従来まで防音対策が難しかったクリーンルームにも対応しております。
お気がるにご相談ください
今回は騒音対策の準備段階である、現地調査についてご紹介しました。現在は上司に同行し、色々なことを学んでおります。騒音源の測定や採寸だけでなく、過去の経験を踏まえた上でお悩みに寄り添いながら対策方法を提案する方法、最近の工場の騒音相談事情など、とても勉強になりました。私もたくさん現場を見て、一つでも多くお悩みを解決できるよう頑張ります。
騒音の調査に来てほしい、対策方法が分からないといったお悩みをお持ちでしたら、是非一度ご相談ください。