Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    2021-09-06

    コンプレッサーの騒音対策~薄型放熱パネルを使用した防音ボックスで熱籠り対策

    皆さんこんにちは。製造部のHです。先日ようやくコロナワクチンの予約をすることが出来ました。今年の年末は久しぶりに実家に帰ることができそうなので、それを楽しみに頑張っていこうと思います。

    さて、本日ご紹介しますのは「コンプレッサー用防音ボックス」です。コンプレッサーの騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。

    放熱パネルで熱籠り対策

    今回ご相談して下さったのはとある大学の方でした。研究用の冷凍機のコンプレッサーの騒音が酷く、環境の改善の為に騒音対策に乗り出したそうです。しかし、コンプレッサーを防音する際にある問題点が挙げられます。それは「熱が籠ってしまう」ということです。

    騒音源からの音を減少させるのに一番効果的なのは全体を囲ってしまう方法です。空気とともに音が逃げてしまいますので、できるだけ開口がないことが理想です。しかし、空気が逃げにくいということは中で発生した熱も逃げにくいという事となります。熱が逃げられないと内部の温度が上昇し、機械がオーバーヒートを起こしやすくなってしまいます。

    そこで弊社の製品が活躍致します。弊社の製品に「一人静タイプD」と言うものがございます。こちらは一人静タイプAの芯材を変更したものであり、放熱しやすい仕様となっております。一人静タイプAの芯材はセラミック含有のペーパーですが、タイプDはアルミとなっており、熱伝導率が高い為外部に熱を逃がすことが出来ます。

    内部に白熱電球をいれて温度を測る実験を行った際、タイプAで作ったボックスは100度まで上がりましたが、タイプDで作ったボックスは約80度となりました。最上部の写真が実際に今回作製したボックスとなります。パネルの放熱性だけでは限界があるため、今回はファンを取り付けました。

    薄型パネルで限られた場所でも設置可能

    コンプレッサーを防音する際、もう一つ問題となるのが防音ボックスを設置するスペースです。今回のコンプレッサーは室内に設置されており、場所が限られておりました。一般的な防音材は、分厚く重量があるものがほとんどとなっています。

    弊社の一人静科タイプDはフレームを付けた厚さが約37mmと、防音材としては非常に薄型な仕様となっています。薄型ですのでボックス状にしても外寸があまり大きくならず、限られたスペースでも設置が可能となります。

    弊社の製品は様々な場面で活躍が可能です。何か騒音でお悩みでしたら是非一度弊社にお問い合わせ下さい。