工場内の撹拌機の騒音対策~『一人静タイプA』を使用した防音壁で狭い隙間でも対策が可能
皆さんこんにちは。製造部のHです。先日妻が風邪を引いてしまいました。病院で診察してもらったところコロナではなかったのですが、すごく冷や冷やしました。最近気温が不安定ですので皆さまも体調にはお気をつけください。
さて、本日ご紹介しますのは「攪拌機用防音壁」です。撹拌機の騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。
機械の間の狭い隙間を一人静タイプAで対応
今回ご相談して下さったのはとある金属加工会社の方でした。工場内にある撹拌機の騒音が酷い為、作業環境の改善の目的で騒音対策に乗り出したそうです。しかし、撹拌機用の防音壁を作成する際に難点がございました。それは、横の機械とのスペースが狭い事です。
代表的な防音材のグラスウールですと、ある程度の防音効果を出すために何重かにする必要があります。また、遮音性を出すために鋼板に取り付ける必要がありますので分厚くなってしまいます。限られたスペースで必要な効果を出すことは非常に難しくなっております。
ここで「遮音性」と言う言葉が出てきましたが、防音は大きく分けて2つの役割に分けられます。音を吸収する「吸音」と、音を遮断する「遮音」です。それぞれの役割を果たす素材を組み合わせることでより高い防音効果が発揮できます。
狭いスペースで十分な防音効果を出したい時に弊社の「一人静タイプA」が活躍致します。弊社の代表製品である一人静タイプAは、吸音と遮音のどちらの役割も1枚で果たせる防音材となっており、厚さはフレームを付けて約37mmと狭い隙間に入るサイズです。吸音と遮音のどちらもこなせますので、追加でなにかを付ける必要もございません。
キャスター付きパネルで正面部を開放
今回は現場の工程上、防音壁の正面を開放する必要がございました。しかし、一般的な防音材ですと細かい加工が難しく、オーダーメイドでの製作ができないものがほとんどです。弊社ではこういったお客様の為にいくつかオプションを用意させて頂いております。
今回は正面に来るパネルを、キャスター付きの物にすることを提案させて頂きました。平常時はビスで固定することで防音壁として機能し、必要に応じて取り外しが可能となります。ビスの取り外しも簡単にしたいとの事でしたので、蝶ビスを用いて手で着脱が出来るようにしました。
弊社では排気ファンの取付けなどのオプションをご用意しております。様々なご要望にお応えできますので、是非一度お問い合わせ下さい。