大型フィルム巻き取り機の騒音対策事例@愛知県~クリーンルームで使用可能防音材を選定
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
最近私は東武動物公園で開催された音楽フェスに行ってまいりました。会場が広く開放的で、十分にソーシャルディスタンスを取れた空間でライブを見ることが出来たことがとても嬉しかったです。また、会場が東武動物公園ということもあり、半分くらいは動物を見ておりましたが、ライオンを見ていた時に飼育員さんが「ライオンはこう見えてものんびり屋さんな動物なんですよ」と話しており、見た目だけで判断してはいけないなと改めて感じた今日この頃です。
さて、余談はここまでにして、今回は大型のフィルム巻き取り機の騒音対策事例をご紹介いたします。
常時稼働している高周波帯騒音を対策
今回ご相談を頂きましたのは、某フィルム製造工場様からでした。寸法約W4000×D3000×H2500程度常時の稼働しているフィルム巻き取り機が騒音源で、従業員の方の安全を配慮しての対策を行いたいというご要望でした。この巻き取り機を停止させてしまうと生産がストップしてしまい仕事にならないとのことで、大変悩まれていたのを思い出します。
音の種類は高周波騒音で、長時間聞いていると耳に騒音が残り、無騒音の場所でもその騒音を聞いているかのような感覚に陥ります。また、今回の対策現場がクリーンルームということもあり、発塵性しない防音材の選定も重要でした。
扉は作業環境を考慮した大きな観音扉とスライド扉を採用
正面から排出されるフィルムを出す為の大きな開口と、後方にフィルムを設置する為の開口が必要でした。通常観音扉は、扉側に荷重がかかりすぎると防音室が傾いてしまう恐れがある為、強度上の問題で最低限の寸法で設計することが多いですが、弊社の場合は防音パネルが平米辺り8kgと軽量ですのでW2000×H2000の観音扉を設置売ることができました。
また、後方のフィルム設置用開口に関しましては、前後のスペースが現場的にとりにくく、左右のスペースを使用してのスライド式とさせていただきました。こちらはタッチ式で自動で開きますので、作業性に優れており、とても便利だと高評価を頂きました。このように、お客様のご要望に沿ったご提案が可能です。
クリーンルームにも最適な発塵しない防音材
弊社の防音パネルは発塵しない構造体となっており、食品工場や半導体製造工場等でも使用して頂けます。さらに、防音パネルに何か物が当たった際にも発塵を起こさせにくい加工が施されている防音パネルもございます。こういった形で、現場に合わせた防音パネルを各種ご準備しております。詳しくは下記の各種製品ページをご確認ください。
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今回は以上となります。弊社ではOEMでの製造や、オフィスやテレワークでの騒音対策等にも力を入れております。気になる方はご気軽にお問い合わせください!