工場内の粉砕機の騒音対策~高さ3mの防音カバーを3時間程度で設置完了
みなさんこんにちは。製造部のHです。最近ぐずついた天気が続きますね。梅雨入りなのでしょうか。雨の日はなかなか気分が上がりませんが、頑張っていきましょう。
さて、本日ご紹介しますのは「粉砕機用防音カバー」です。粉砕機の騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。
軽量パネルで短時間で設置
今回ご相談して下さったのはとあるアルミ材のメーカーの方でした。工場内の粉砕機の騒音が酷いため、環境改善の為に対策に乗り出したそうです。しかし、粉砕機を防音材で囲う際にとある問題がございました。それは「粉砕機の高さが高い」ことです。
今回対策を行った粉砕機は高さが3mありました。一般的な防音材であるグラスウールは剛性を出すために、鋼板等で補強する必要がございます。鋼板をつかいますと重量が重くなってしまいます。3mの物を設置しようとすると、大掛かりな工事が必要となります。施工費も高くなってしまい、施工期間も伸びてしまいます。
そこで弊社の製品が活躍致します。弊社の代表製品である「一人静タイプA」は原寸の1m×2mで約16kgと男性であれば一人で持てる重さとなっています。軽い素材ですので大掛かりな工事が必要なく、工期を短くすることができます。
最上部にある写真が実際に設置した防音カバーとなります。3mと高い身長ですので、倒れて来ないように下でアンカー固定をしております。機械を移動する可能性があるとのことでしたので、ビスで取り外しが可能な仕様となっております。実際に設置にかかった時間は約3時間でした。
蝶板の仕様変更で簡単に観音扉を設置
今回作成した防音カバーに観音扉を取り付けてほしいとのご要望がございました。弊社でよく作製している観音扉の仕様ですと、一人が支えてもうひとりがビスで固定するという方法で取付を行います。しかし、今回の観音扉は約3mありますので、その方法だと取り付けづらいという判断となりました。
そこで今回は、予めビスで取り付けておき、あとから差し込むことで固定できる蝶板を採用いたしました。こちらの蝶板は受け側と入れる側とで蝶板が2つに別れており、差し込むと重力で固定されるというものになります。自社で加工を行いますので、このように状況に応じた対応が弊社では可能となっています。
弊社の製品は様々なご要望に応えることが可能です。粉砕機以外でも、なにか騒音でお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひ一度お問い合わせください。