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株式会社静科

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    新製品開発における垂直入射試験の実施~部材の吸音性能を数値化

    みなさんこんにちは、製造部のYです。

    今まで素麺の食べ方が、素麺つゆかゴマダレつゆの2つしかなかったのですが、レシピを調べてみると色々なつゆがありましたので、最近少しずつ試しています。今の所当たりだったのは、『冷やし豆乳坦々つゆ』です。担々麺のほどこってりしてなくて、さっぱりつゆまで飲み干してしまう一品です。ネット調べると出てくると思いますので、ぜひこの季節に一度お試しください。

    余談はここまでにして、今回は、弊社で行っている新製品開発にて「垂直入射試験」を経験することが出来ましたので、自身が感じたことも合わせて、どのような試験なのかお話したいと思います。

    吸音率を調べるために垂直入射試験へ

    弊社では定期的に新製品開発会議を行っており、私自身も参加をしております。新製品開発会議では、弊社の技術を生かした新しいものを考えたり、弊社既存の製品に手を加えて改良できることがないかなど、製造部で一丸となり取り組んでおります。

    今回は、製品開発を進めていく際に新製品の重要となる性能を調べる際に「垂直入射試験」を行いました。垂直入射試験は、発泡体や繊維などの吸音材料の吸音率を調べる際に行う試験です。

    試験の流れとしては、吸音率を調べたい吸音材料を音響管内に装着し、音響管内のスピーカからノイズ音を流し、各周波数の吸音率をPC側のソフトウェアにて集計からグラフ化を行います。一度の測定から10Hz~8000Hzの測定を行うことが出来ましたので、同一素材の複数の測定用サンプルを作る必要もなく、複数回測定を行うことによるデータの不整合が発生することがないのが良い点だと感じました。

    音響管

    測定後のデータはエクセルを用いてグラフ化

    私自身初めて測定を行ったのですが、説明を聞いてから実際測定にかかった時間は5分ほどでした。音響管の取り扱いからPCでの操作も簡単な作業だけなので、精密な作業が求められることもなく、スムーズに行うことが出来ました。

    測定を行うための音響管や測定場所をお借りした、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)では、測定したデータを.csvで保存することができるので、メモ帳やエクセルでいつでも見返すことが可能です。また、エクセルにて記載されている測定データを用いて、下記のようなグラフを作成することができます。グラフ化したデータを重ね合わせることで、簡単に数値を比べることが出来ます。

    データを活用した比較グラフ

    垂直入射試験を実際体験してみて

    「垂直入射試験」を行ってみた感想ですが、自分たちが性能面を考え製作した製品が、実際どれぐらいの効果があるのかが目に見えることによって、考え方が間違っていないことや、まだまだ改良が必要なことが分かりました。より良い新しい製品を提供できるように、一層取り組んでいきたいと思います。

    以上、「垂直入射試験」についてご紹介させていただきました。騒音対策について、ご相談がございましたら、お問い合わせフォームやお電話にてお気軽お問い合わせください。