大型装置メーカー向けに防音室を製作~納品実績のあるお客様からのご依頼
こんにちは、製造部のIです。
前回のブログを書いてから約2週間程経ちますが、この期間の間に桜が咲いて散りました。桜ってこんなに短い間しか咲かないものだったかな、と改めて思いましたが、年々時が過ぎるのを早く感じてきているせいもあるかもしれません。
さて、本日の記事では大型装置メーカー様向けに制作した防音室をご紹介したいと思います。
性能を評価いただいた既存のお客様より追加のご発注
本日紹介する防音室、実は過去に同じお客様より似たような形状での納品実績があり、性能を評価して頂き、再びの発注を頂戴致しました。その時の記事がこちらになります。
昨年もそうでしたが、リピーターのお客様よりの防音対策依頼が年々増えております。実際に防音性能を体感して頂くことで、「この防音パネルは効果があるな」、という確かなイメージが定着しつつあり、リピーターの増加もその現れですので大変ありがたいことです。
防音室の仕様
過去と同様の仕様
さて、ここで今回紹介する防音室のおおまかな仕様をまとめたいと思います。(記事冒頭の写真が新しい防音室になります)
- 外寸2m角程の5面体防音室
- パネルには低音に効果的な「タイプL」を使用
- 観音扉のみ、タイプAに遮音性を追加した「タイプAプレミア」を使用
- 各面の取手がついているパネル部分のビスを外すことで取り外しが可能
- 扉部分の窓でボックス内の一部を可視化
- 防音室外部にシロッコファンを取付け、ダクトを経由して天井部分から部屋内部へと空気が通るように加工
形状は少し違いますが、過去記事と同等の仕様となっております。
今回の追加要素、変更点
改良点・追加の加工要素も増えております。
- 天板が2枚に別れており、それぞれ横にスライドすることで開閉が可能
- 観音扉が1つから3つに増え、どの面からも中に入れるように
現場の天井が比較的低いこともあり、天板が横にスライドして開閉する仕様に変更されている点が大きな違いになります。
※下記は防音室の内部から天井を見上げた時の写真になります
規格品からオーダーメイドまで様々な対応が可能
このように、パネルの加工性の高さを活かして、オーダーメイドでお客様の様々な要望にお答えできるのも静科の防音パネルの大きな特徴です。
用途も様々で、主に工場内の騒音源としてはモーター/コンプレッサー/発電機/破砕機/粉砕機などの防音依頼が多く、他にもオフィス内のパーティションとしてキャスター付きパネルをご依頼頂くケースもございます。
また、最近は規格品として『エコキュート用の防音パネル』も販売も開始しております。このように、屋外でも仕様可能な吸音遮音パネルとしての強みを最大限活かせるよう、日々製品開発に励んでおります。
騒音のことでお悩みがありましたら、なにかしらの力にはなれると思いますので、まずはお気軽にお問い合わせフォームやお電話にてご相談ください。