環境計量士(騒音・振動関係)の資格取得に挑戦~計量士の資格について
みなさんこんにちは、製造部のYです。
日本酒を頂く機会があった為、料理がご飯に合うおかずからお酒に合うおかずにシフトしています。最近は、モツ煮やとり天を作ることが多いです。美味しいツマミと美味しいお酒があるとついつい呑み過ぎてしまうことがあるので気をつけたい所です。
余談はここまでにして、突然ですが、「環境計量士」を目指すこととなりました。「環境計量士」についてご紹介いたします。
環境計量士について
「環境計量士」とは「計量士」という国家資格のひとつで、計量に関する専門の知識・技術を有することを証明する資格です。さらに、「計量士」の分類は3つに分けられていて、「一般計量士」「環境計量士(濃度関係)」「環境計量士(騒音・振動関係)」となっています。
- 一般計量士・・・生産工場や百貨店・スーパーマーケットで使用される長さ計や質量計、体積計、温度計等の計量器の精度管理や測定
- 環境計量士(濃度関係)・・・工場から排出される煙、排水や環境および工場跡地等土壌の中の有害物質、悪臭物質等の測定
- 環境計量士(騒音・振動関係)・・・工場や建設工事、道路(自動車)、鉄道、航空機の騒音の測定
上記のように資格ごとに証明されている項目が分けられています。私が取得を目指すのは「環境計量士(騒音・振動関係)」になります。同じ名称の資格でも専門性で分けられています。
環境計量士の受験や教習について
環境計量士試験は誰でも受験することができ、学歴など特別な資格は必要ありません。私が現在持っている建築系の資格は、専門の学部や職務の経験が必要なことが多いため、すぐに受検に向けて勉強を始めることが出来るのはとてもありがたいです。
また資格試験の代わりに、「国立研究開発法人産業技術総合研究所」という機関で教習を受けるという方法もあります。まずは、一般計量教習を受講しなければいけないのですが、受講にあたり入所試験があります。入所試験の内容は、数学、物理、一般常識の3科目です。一般計量教習を修了後、環境計量士特別教習を受講することが可能となります。特別教習には入所試験はありませんが教習に学費が必要です。
- 一般教習・・・約20万円
- 特別教習「濃度関係」・・・約23万円
- 特別教習「騒音・振動関係」・・・約8万円
また講習期間は、一般教習で3ヶ月、その後2週間の特別教習受講の為、日数の確保も必要となります。試験を受けるか、教習を受けるかは、その後の実務期間の必要年数なども異なるため、自身でどちらが良いか調べ、最適と思われる方法を選択する必要がありますが、働きながらだと難しいそうというのが素直な感想です。
環境計量士の合格率について
環境計量士試験の難易度は、国家資格の中でも高めです。「環境計量士(濃度関係)」「環境計量士(騒音・振動関係)」それぞれ例年約15%程度の合格率でした。私が今まで勉強してきた資格の中で一番大変だと感じた2級建築士の筆記の合格率でも約35%程度でしたので、気を引き締めて長い目で準備をしなくてはいけないなと感じました。
試験日は12月中旬で、申込みは7月上旬~8月上旬です。今から勉強を始めれば、少しゆとりを持ったスケジュールを組めると感じています。個人的には、長期的なスケジュールを組むとどこかで気の緩みが出る経験がありますので、半年前ほどから短期的に頑張ろうと考えています。
簡単にないますが、環境計量士についてご紹介させていただきました。一年に一度しか試験日がない資格試験は準備段階からとても緊張します。その緊張を少しでも減らし自信を持てるようなるためにも、すためにも勉強を頑張ります。