幼稚園内の業務用室外機の騒音対策@東京都~防音性能を落とさない排気口付き防音BOX
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
最近我が家には、ひょんなことから金魚とドジョウが家族に加わりました。意外にも世話が簡単なことや、費用も初期費用として水槽やポンプを最初に揃えてしまえばそこまでお金が掛かりませんので、手軽に飼えて大変おすすめです。
さて、今回は東京都内の某幼稚園のベランダの室外機の騒音対策として、防音ボックスを導入させていただきました事例をご紹介いたします。
排気口を考慮した防音ボックス
今回騒音対策を行った室外機は家庭用の小さな室外機ではなく、業務用の大きな室外機でした。小さな室外機の場合は風量も少ないので、多少の排気口を付けていれば問題無いのですが、業務用の室外機の場合は大きい分排気も大きくなります。その為小さな排気口を付けたぐらいでは空気の循環が悪くなり、故障の元になります。ただし、大きな排気口を取り付けるとなるとその分開口部分が大きくなり、防音性能が下がってしまいます。
今回は上記の様な問題を考慮し、防音性能は極力下げず、排気はしっかり行えるような仕様となっております。通常なら五面体のうち一面のみパネルを取り外し、排気を行えるような仕様が主流ですが、弊社の場合は五面のパネルはそのままにし、天面パネルの設置高を調整することで排気口を作っております。
狭い現場環境でも設置が可能です
今回の設置場所はベランダなのでエリア的には大変狭い現場環境でした。そんな現場環境でも、防音ボックスの設置を行える秘密は事前準備にございます。設置施工を行う前には、必ず現場へ設置・製造のプロがお伺いします。その際に採寸や地面・壁の素材確認等(現場の図面をいただく場合もございます)をさせていただき、更には音響測定を事前に行い、対象騒音の周波数帯に合った防音パネルを選定させていただきます。こういった細かい確認を重ねることで、狭い現場環境でも設置施工を行えます。
メンテナンスを考慮した仕様にできます
最後に、これは今回だけに言えることで話ですが、騒音対象が機械(室外機・破砕機・ブロワ・モーター等)であることが多い為、お客様からは「メンテナンスの時にパネルを取り外せる仕様が良い」と言われることも少なくないです。弊社の防音パネルは指定の寸法にオーダーメイド出来ますので、お客様指定の小窓や小扉、取り外し可能パネル、片開きトビラなどの設置が可能です。
今回ので言えば、正面のパネルと天面のパネルを容易に取り外すことが可能です。業務用の室外機も、たまに業者によるメンテナンスが入るそうで、このような仕様となりました。
今回は以上となります。室外機の騒音対策は、ボックス仕様だけでなく、遮音壁(防音壁)タイプでの対策も可能です。現場状況により最適なご提案が出来ればと思いますので、まずはお問合せ下さいませ。