防音パネル「一人静タイプA」の製作~手作業による職人の技が込められた製品
みなさんこんにちは、製造部のYです。
私事ですが、最近は炒飯を作ることがマイブームになっています。数年前に初めて炒飯を作った時は、あまり美味しいと感じず、作るより買ったほうが良いと思っていたのですが、先日、炒飯の料理動画を見まして、また自分で作ってみようと思い作ってみると、案外悪くない味になりました!
それから回数を重ねているのですが、少しずつ良くなっているのを感じています。マイブームが続く限り、中華料理屋さんのような美味しさに近づけるように頑張りたいです。
今回は、初めて防音パネルの製作を一通り経験することができましたので、
自身が感じたことをお話したいと思います。
4つの部材を手作業で組み合わせ
今回、製作しました防音パネル「一人静タイプA」は、4つの部材を組み合わせて構成されています。まず部材の準備し重ねていくのですが、私が経験をしてまず驚いたのはこの工程です。重ねていく作業全てが手作業で行われていました。勝手な私のイメージですが、数量を作る物や大きい物は機械を活用して作るものだと思い込んでいたのですが、静科では大半の工程が手作業により行われていました。
手作業で行うことは苦には感じなかったのですが、マニュアルはあるものの、高いクオリティを出し続ける必要があるという点が大変だと感じました。手作業ということもあり、少しは慣れがあるというのを教えていただきましたが、どれだけミスをなくすことができるのかが、重ねる工程における目標となっています。
職人の技により重ねる工程一つ一つにも工夫があります
部材を重ね合わせるだけでは、パネルとして一体化しないので、接着剤を用います。接着剤の使用方法は、日常にて糊で接着を行うのと同じイメージをしていただければ良いと思います。業務にて接着剤を使う際は、防音性能に影響が出る可能性があり、少なすぎてはそれぞれの部材が剥がれてしまう可能性が出てしまいます。
製品として問題になる注意点があるので、量にはとても気を使います。計量器を用いて決められた使用量の確認はするのですが、何度も計量器を使用していると途方も無い時間がかかってしまいます。
まず目分量で取り出してから計量します。自分がやらせていただいた時は、何回も足したり減らしたりを繰り返したので結局時間がかかってしまいました。しかし、先輩方にお手本を見せて頂くと一回でピッタリ。多くても二回で調整していました。これが職人技なのかと感心しました。
コツを聞くと皆さんそれぞれ考え方、やり方が違いそこがまた面白いなと思いました。皆さんの参考になる所を吸収しつつ自分のやり方を見つけて、自分が先輩となった時に職人の技と思ってもらえるような技術力を身に着けていきたいと思います。
今回は防音パネル製作についてお話させていただきました。まだまだ、自分が経験できているのは全体の一握りですが、一歩一歩技術者として成長していきたいと思います。