工場内ブロアの騒音対策@平塚市~専用防音カバーで低周波騒音を削減し作業環境を改善
みなさんこんにちは。製造部のHです。先日ゲームを一本クリアしたのですが、クリア後のやり込み要素が山のように出てきました。外出自粛がはかどってしまいます。
さて、本日ご紹介致しますのは「ブロア用防音カバー」です。ブロアの騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お問い合わせ下さい。
一人静タイプLを用いて低い音に対応
今回ご相談頂いたのは平塚市にある電子部品の工場の方でした。工場内のブロアの騒音がひどく、従業員の方の健康を害する恐れがあったためご検討になったそうです。しかし、ブロアを防音する際にある問題点がございました。それはブロアから発生する音が低い音だということです。
防音は、音のエネルギーを熱エネルギーに変換することで行います。防音材の中には細かい空気の通り道が迷路状になっているのですが、そこを音が通ると音のエネルギーが熱エネルギーに変換されます。人間が走って熱くなるのと同じ原理です。
しかし、低い音はエネルギーをたくさん持っており、ほとんどの防音材で熱エネルギーに変換しきれません。このような理由から低い音の防音は難しいと言われています。
そこで弊社の製品が活躍致します。弊社の製品に「一人静タイプL」と言うものがございます。厚さが約70mmと、一人静タイプAの約2倍の厚さとなっています。厚い分空気の道が多いため、より低い音の防音が可能です。
重量は1000×2000mmで約30kgとやや重くなっております。こちらの製品を重くしているのは理由があり、音の低さに比例して空気の振動も激しくなります。軽いパネルですと空気と一緒に振動してしまいますので、一人静タイプLには石膏を入れることで重量を持たせています。
最上部にある写真が実際に作成した防音カバーになります。上記の理由から、今回は一人静タイプLを用いて作成致しました。今回は弊社で取付けまで行い、取付けの時間は二人でおよそ1時間程度でした。
一人静タイプLはアルミ材と発泡樹脂の複合材に更に石膏を足した仕様となっております。一番硬い材料がアルミのため加工性が良く、丸鋸等で簡単に加工が可能となっております。
加工性が高いため、最上部にある写真の様に配管を避けた切欠きや、メンテナンス用扉の作製など、お客様のニーズに合わせてオーダーメイドで作成することが可能となっています。
ブロア以外にも様々な場面でご使用頂けますので、騒音でのお悩みがございましたら是非一度お問い合わせ下さい。