情報機器メーカー作業現場の騒音対策@東京~窓ガラス付きの大型防音室を複数設置
こんにちは!ソリューション事業部の登川です!
今回はお客様の作業現場を防音室で対策した事例をご紹介いたします。
工場内の作業現場に防音室を設置
東京都の情報機器メーカー様に納品した防音室の施工事例です。騒音値が作業現場で90dB以上出ているので、外に漏れないように防音したいとお問い合わせをいただきました。
現場で騒音値を測定すると、約92dB。周波数帯別の騒音値を見ると、500hz~4000hzの幅広い周波数帯で85db以上出ておりました。
今回は中高音域と呼ばれる500hzの周波数帯まで出ていたので、一人静タイプAで対策を行いました。
今回の対策現場は複数個所あり、中には、幅7m×奥行2m×高さ3.5mの大きな防音室を作る必要があったため、防音室の外側を別で作り、その中に吸音材を貼り付ける仕様にしました。
防音室の扉は、遮音性や吸音性能の高い材料を選定が必要なため、一人静タイプAで扉の製作を行い、扉は外開きのため、歩行者とぶつからないよう透明な窓も付けております。
窓を付けてしまうと、当たり前ですが、吸音できる面積が小さくなってしまい、防音性能がさがってしまいますが、防音の窓ガラスを使うことで、遮音性を極端に下げずに対策が出来ました。
結果、防音室の外では騒音値が約15㏈低減し無事に基準値をクリアすることが出来ました。数値も下がり、防音室内では反響が抑えられるので、現場の中にいる方も「音が小さくなった」とお客様に喜んでもらうことが出来ました。
今回の防音室は、大きなもので幅7m×奥行2m×高さ3.5mほどになりますので、強度を保つために防音パネルで自立させて対策するのではなく、防音室の外側を別に作り、その中に吸音材を貼り付ける仕様にしました。
豊富なオプションで防音対策が可能です
弊社では、防音パネルで防音室や防音壁を作るだけではなく、扉などのオプションを付けることが出来ます。
扉といっても、片開扉、観音扉、スライド扉や自動扉なども製作可能でございます。扉を付けることによって、人が入れるようになり、観音扉にすれば、物を搬入出することも可能です。
しかし、片開扉・観音扉は前後にスペースをとる必要があり、現場の状況によってはスペースの確保が難しい場合がございます。その場合は、スライド扉で前後のスペースを確保しない仕様も可能でございます。
パネルのみでは行うことが出来ないような防音対策やお客様の現場に合わせた仕様で製作が出来るのも、弊社で防音対策を行うメリットでございます。
お客様のご相談内容は同じ騒音でも、環境・状況によって対策が異なります。弊社では現場確認を優先し、お客様の環境を優先した提案や気づきにくい提案を行いますので、お悩みの方は是非ご相談くださいませ。