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株式会社静科

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    2020-11-25

    コンビニ冷凍庫のコンプレッサー騒音対策~低周波音に適した遮音パネル「一人静タイプL」を店内に設置

    こんにちは、製造部のIです。

    プロ野球の日本シリーズが先週末から始まっていますが、いまのところ、ソフトバンクがリードする結果となっています。ソフトバンクは選手の質もそうですが、プロ野球の最多本塁打記録を持っているバレンティンですら試合に出れない層の厚さがあり、その強さを物語っています。果たして後半戦に巨人の巻き返しはあるのでしょうか。

    さて、今回の記事では、過去にコンビニエンスストア内に設置した「遮音壁」について、ご紹介したいと思います。

    室外機の騒音により近隣からクレーム

    コンビニやスーパーなどの量販店で使用される空調用室外機や、商品陳列用冷蔵・冷凍ケース用の室外機・コンプレッサーは、低周波音の発生源として、しばしば問題となります。

    今回の案件も、「コンビニエンスストアの冷凍庫用のコンプレッサーの発する低い音が気になって眠れない」という、近隣住民のクレームを受けたお店の方からのご相談でした。

    対策方法として、建物の壁の中に低い音に強い「一人静」を設置し、騒音の低減を行いました。

    低音域に効果的な「一人静タイプL」

    低周波と呼ばれる低い音は、一般的に使われる、ロックウールやグラスウールなどの吸音材では対処が難しく、より効果的な防音材を選ぶと、どうしても分厚くて重たい素材を使用するしかありませんでした。

    静科の防音パネル「一人静シリーズ」は通常の防音材と比べると、薄くて軽い素材ですが、性能に関しては、それらと同等の防音効果を得られます。薄型軽量のため、施工や加工がしやすいのも特徴です。

    今回使用した「一人静タイプL」は、防音パネル「一人静」の基本構造を活かしつつ、吸音層がほぼ倍になっている製品になります。内部に石膏ボードを取り込むことにより、高い遮音効果が得られ、高音域のみならず、幅広い周波数帯で高い吸音・遮音効果を発揮します。大型の機械、、室外機やモーター音など、従来対策が難しい騒音にも対応可能となっています。

    店内の壁に遮音パネルを設置

    設置・施工に関しては、店内の仕上げ面となる壁を一度剥がし、内部に隙間が出来ないようにパネルを取り付けていく手法になります。

    音は隙間があると、そこから音が漏れて拡散してしまいますが、防音材に使う素材の吸音性能を高めることで、隙間漏れを軽減することが可能です。「一人静シリーズ」は遮音に加え、吸音性能も備えたパネルですので、このような懸念事項にも対応が可能です。

    さて、設置に際した注意点ですが、パネルと壁の間に空気層を設けることが挙げられます。パネルと仕上げ面を重ねてしまうと、せっかくの吸音効果が台無しになってしまうとともに、遮音効果にも大幅なロスが発生してしまいます。

    ※空気層については下記の記事にて詳しくご説明させて頂いております。

    関連記事:防音対策で重要な要素3つ~重さ、空気層、密閉度

    弊社は総合的に防音対策が可能

    一口に騒音対策と言っても、騒音源の種類(冷凍庫用コンプレッサー)、設置の環境(コンビニの住宅側の壁沿い)、施工の条件(24H営業なので要調整)など、流れや実際の施工については、様々なケースがあります。

    弊社では、騒音測定から始まり、対策のご提案、製品製造から施工まで、総合的に防音対策を行うことができます。音のことでお悩みがございましたら、お問い合わせフォームやお電話にて、お気兼ねなくご相談ください。