ダクトの騒音クレーム対策~屋外の空中部分にサイレンサーを設置
みなさんこんにちは。製造部のHです。最近11月とは思えないくらい暖かいですね。またコロナも増えてきているので皆さま充分にお気をつけください。
さて、本日ご紹介しますのは「ダクト用サイレンサー」です。ダクトからの騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。
アルミで囲われているため屋外で使用可能
今回ご相談してくださったのはとある電力会社の方でした。工場のダクトからの騒音で近隣の方からクレームを受けたため、どうにか対策をしたいとの事でした。しかし、ダクトを防音する際に問題点がございました。それは「屋外で使用する」ということです。
一般的な防音材の代表例でグラスウールがございます。安価な防音材ではございますが、雨風によわく、すぐに劣化してしまいます。ですので、今回のような屋外で使う防音施工には向いていません。
そこで弊社の製品が活躍致します。弊社の製品は発泡樹脂を特殊コーティングしたアルミ材でサンドイッチ状に挟んだ構造になっております。さらに周りをアルミのフレームで覆うため、内部まで雨が浸透致しません。
雨が内部まで浸透しないため、劣化する事なく、防音効果も落ちずにご利用頂けます。弊社でパネルを外で雨ざらしにする暴露試験を行っていますが、10年ほどたっても防音効果は落ちていません。
軽い防音材なので空中でも使用できます
最上部にある写真が実際に設置したサイレンサーとなります。御覧のとおり、ダクトに接続して空中に設置しています。仮にグラスウールで防音した際に、ここでも問題が発生します。
それは「重量」です。グラスウールを使用する際、グラスウール自体には合成が無いため鋼板などで挟む必要がございます。しかし、鋼板を使用すると重量が出てしまいますので、空中で固定することが難しくなってしまいます。
弊社の製品である「一人静タイプA」は原寸の1000×2000mmで約16kgと、男性であれば一人で持てる重量となっております。軽い材料ですので、今回のように空中で固定するような場所でもお使い頂けます。
施工をする際にも、重量が軽いため重機を必要といたしません。その分工期を短くすることが可能ですので、施工費の節約にもなります。
弊社の製品は様々なシチュエーションで活躍致します。今回ご紹介した商品以外にも、水回りで使用できるパネルや熱が発生しやすい機械にご使用頂けるパネルもございますので、騒音でお悩みの際は是非一度お問い合わせ下さい。