エアーやサンディング作業の騒音対策~作業性を損なわない窓付き防音BOXを製作
こんにちは!ソリューション事業部の登川です!
今回はエアーを使って作業する現場の騒音を対策した事例をご紹介させていただきます。
エアー作業現場の騒音対策
エアーでの作業やサンディング作業中の騒音を低減したというご相談を頂きました。実際に作業をしていただき、測定をしてみると騒音値は約96㏈出ていました。身近な音では、電車が通るときのガードしたの騒音が約100㏈なので、作業員の方はかなりストレスになっていたようです。
騒音源は中高音域で、騒音測定をしてみると500㎐周辺の中高周波でしたので、今回のパネルは「一人静タイプA」を選定しました。
機械の騒音であれば、機械そのものを囲ってしまうのが一番効果的ですが、今回はエアーやサンディングなど、作業員の方の手元の騒音を低減する必要があります。
今回は作業性を損なわずに音を低減するために、透明な窓付きの防音カバーを製作しました。
作業性を損なわずに防音対策
覗き窓部分は、作業員の方が見やすいように斜めに角度を付けている仕様です。さらに、手を出し入れする箇所には、側面を切り欠いて音が漏れにくいような仕様に加工を行いまいました。
設置前は約96dbでしたが、設置後は約77dbに低減できました。施工前は耳栓やイヤーマフが必須の環境でしたが、設置後はイヤーマフを外せるレベルにまで落ちました。
保護具が外れたことで、作業中に他の従業員の方の声が聞こえやすくなるので、コミュニケーションが取りやすくなりました。
今回の対策は、手が出し入れできる防音BOXで対策するという珍しい案件でした。さらに、今回は直線ではなく角度を付けるために、パネルをカットして角度を付けるなど、加工のしやすい静科ならではの対策でした。
弊社の防音パネルは丸ノコでカットが容易に可能なので、特殊な形での加工も可能です。
防音対策を行いたいが、配管等があり、現場合わせではないと難しいような案件も、一人静は現場ですぐに加工することが可能です。
さらに、弊社での実験で、15年屋外にパネルを野ざらしにして、暴露試験を行っているのですが、10年の測定データを見ると吸音率は一部の周波数帯だけ10%低減という結果ですが、新品とほぼ変わらない吸音性能であると確認できました。
薄くて軽いのでメンテナンスも容易、長持ちしやすいので、費用対効果も高い点も一人静シリーズのメリットでございます。
機械の防音対策は勿論、作業時の騒音でお悩みの方もお気軽にご相談くださいませ!