音楽スタジオの換気ダクトの騒音対策~サイレンサーの仕組みや設置後の効果について
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
11月も後半となり一気に寒くなってきましたね。最近私はスマートフォンを買い替えたのですが、LINEのバックアップをミスしてしまいトーク履歴が全て消えてしまいました。思い出のやり取りもあったので大変ショックな今日この頃です・・・
さて、今回を音楽スタジオの外に設置されております、換気ダクトからの騒音対策事例をご紹介します。
消音サイレンサーとは?
消音サイレンサー設置は、換気ダクトや排気ダクト等の騒音対策として使われている対策方法の一つとなります。例えば換気ダクトは、一般的には外と中を空気が行き来できるような構造となっており、その空気の行き来で室内を換気することが可能です。
その空気を行き来させる過程でサイレンサー状の吸音素材を設置することにより、空気がサイレンサーを通過することになりますので、音だけをシャットアウトし、空気は行き来できうような環境をつくることができるのです。
消音サイレンサーの内部が遮音材のみ(鉄板等など)で仕上がっている物もございますが、吸音材が入っていない為、音が筒抜けになってしまいあまり意味がないので注意が必要です。
サイレンサーの設置で10dB程度の低減に成功
音楽スタジオに一か所、換気ダクトが設置されている物件なのですが、外から聞こえてくるの車やバイクの走行音や、たまに流れてくる街頭放送等が換気ダクトを伝い聞こえてくる状態でした。また、現場を確認させて頂いて判明したことですが、音楽スタジオから外へも音が漏れており、特に苦情等はございませんでしたが、こちらも合わせてなんとかすべく、サイレンサーの設置をしました。
効果としましては、外からの音、中からの音共に10dB程度の防音効果があり、お客様にも喜んでいただきました。サイレンサーは場所を取らずスマートに対策が行え、内部外部どちらからの音も低減しますので、まさに一石二鳥な騒音対策です。
音響測定も行っております
弊社では音響測定のサービスも承っております。例えばこんな悩みはございませんか?
- 騒音対策を行いたいけど音の特性が分からないのでどうすれば良いのか分からない
- 簡易的な測定は自社でできるが、詳しい内容(周波数帯・騒音レベル等)を調べたい
- 測定に基づいた報告書が必要である
- 環境計量士による測定を行いたい
上記の悩み等は弊社へお任せください。
弊社が行う音響測定は、環境計量士(国家資格者)による測定となりますので、確実な対策のご提案や報告書を提示させていただきます。また、簡易的な音響測定に関しましても、安価で行っておりますので、ご気軽にお問い合わせください。下記ページも御覧くださいませ。
関連ページ:測定音響測定(騒音調査等)
いかがでしたでしょうか。今回は音楽スタジオ排気ダクトの騒音対策を紹介致しました。音楽スタジオと言えば、防音扉の設置や、スタジオの防音施工なども行っておりますので、気になる方はお問合せ下さいませ。