物流会社のベルトコンベアの騒音対策～キャスター付き防音パーティションを製作
みなさんこんにちは。製造部のHです。最近涼しくなってきましたね。寝る時も冷房がいらなくなり、秋の訪れを感じています。
さて、本日ご紹介しますのはベルトコンベアの騒音対策用防音パーテーションです。ベルトコンベアの騒音でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度お読みください。
壁側と天井以外の三面を覆う形で対応
今回ご相談くださったのはとある物流会社の方でした。会社内設備のベルトコンベアの騒音がひどく、従業員の方に改善を求められたため、今回騒音対策を検討されたそうです。
しかし、ベルトコンベアを防音するのにいくつか検討する要点がございました。まず初めに検討したのは、全面を覆ってしまうか、何面かだけ囲って防音するかでした。
もちろん、全面を覆ってしまった方が防音効果は高くなります。ですが、全体を覆ってしまうと、その分必要なパネルの面積が増えてしまいます。費用がかかってしまうので、予算オーバーとなることもあります。
今回防音しましたベルトコンベアは、壁際に設置されていましたので、お客様と相談し、壁側と天井以外の三面を覆う形に致しました。
ここで「天井がなかったら上から音が漏れるんじゃないのか」と思われる方もいらっしゃるかと思います。今回は高さ2mのパネルを使用して騒音対策を致しました。ほとんどの方の耳の高さより背が高いため、耳に届くまでにパネルの上を回り込む必要がございます。その際に音は減衰しますので、充分な防音対策が可能です。
メンテナンスに対応するために移動式に
次に検討したのは、どのようにメンテナンスを行うかです。ベルトコンベアだけでなく、ほとんどの機械は定期的なメンテナンスが必要ですが、防音パネルでただ囲ってしまうとメンテナンスが困難となります。
今回お客様より、メンテナンス用に簡単に取り外しができるようにして欲しいとご要望を頂きました。そこで今回は、キャスター付きパーテーションを三枚作成し、それを繋ぎ合わせる仕様としました。また、重いパネルだと倒れやすくなるため、今回は軽量の「一人静タイプA」を選定しました。
最上部の写真が実際に作成した防音パーティションとなります。今回は作業用に観音扉を作成致しました。こちらを開くことで外からの作業が可能となります。また、パネルの繋ぎ合わせには丸落としを使用しました。これにより、工具を一切使わずに組立が可能となります。
このように、弊社の製品はお客様のご要望に合わせて作成することが可能です。ベルトコンベア以外にも、騒音でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度弊社にお問い合わせ下さい。
