大型室外機音の騒音対策@千葉~低周波騒音を防音壁で約10㏈低減
こんにちは!ソリューション事業部の登川です!
今回は室外機の騒音対策の事例をご紹介いたします。
大型室外機の低周波音の騒音対策
千葉県の道の駅に設置されている室外機の騒音対策の施工事例です。露天風呂の隣に大型室外機があり、お客様のために騒音対策をしたいとのことでした。室外機音の特性として、250㎐~500㎐の低周波が強く出る場合が多いです。グラスウールやウレタンなどは軽いため、低い周波を低減させることが難しいです。
音の周波数帯を確認するために騒音測定を行ったところ、500㎐の周波数体が一番強くでていたのと、お客様の予算の関係もあり、「一人静タイプA」を選定しました。結果、騒音値が約10㏈低減させることが出来ました。お客様にも防音壁の反対側で音を聞いていただき、体感で効果を実感していただきました。
2日で施工完了!
今回の防音壁は幅7m×高さ1.8m+500㎜の返し付き防音壁、幅2.4m×高さ2.5mの防音壁の設置と既存の扉を防音パネル仕様にしました。屋外の防音壁なので、鋼材は錆に強い「溶融メッキ」仕様で、H型になっております。上からパネルを落とし込んでボルト止めするだけなので、2日で施工を終わらせることができました。
扉部分は内寸が分かれば蝶番は新しく購入して取り換えることが出来ます。通常の扉だと音が反射してしまうので、扉の隙間から漏れる場合があります。この扉を、弊社の吸音効果と遮音性能のある防音パネルにすることで、反射を低減し、隙間から漏れる音を低減させました。
既存の設備を生かした防音対策やお客様の現場に合わせた仕様で製作が出来るのも、弊社で防音対策を行うメリットでございます。また、今回の防音壁のように、上部に角度をつけたり、既存の扉を防音パネルにしたい等、弊社はお客様のご要望にできる限り答えさせていただきます。
お客様のご要望にできる限り答えます!
防音壁ではないのですが、今回の事例の他にも様々なご要望がございました。扉が急にしまって手が挟まれないように、一般的に使われている蝶番ではなく、連結部分にトルクが付いている「トルク蝶番」した事例もございます。
トルクを六角レンチで締めることで、扉を閉めるときの抵抗を上げることができます。中を覗けるように、防音の窓ガラスやアクリル窓仕様も製作可能でございます。
お客様のご相談内容は同じ騒音でも、環境・状況によって対策が異なります。弊社では現場確認を優先し、お客様の環境を優先した提案や気づきにくい提案を行いますので、お悩みの方は是非ご相談くださいませ。