大型装置メーカーの騒音対策~低周波にも有効な高さ2m超えの防音室を製作
こんにちは、製造部のIです。
先日のタモリ倶楽部への弊社防音室の出演、見て頂けたでしょうか。大声でシャウトする芸風でお馴染みのサンシャイン池崎さんが絶叫する様子と静寂との対比が非常にシュールで、視聴者様のツイッターの感想を見るに好評を頂いていたようです。
※関連記事はこちらから「2020年8月7日 深夜0時20分~ テレビ朝日系列タモリ倶楽部にて弊社が出演いたします」
さて、今回の記事では中に入るのは芸人さんではありませんが、大型装置メーカー様向けに製作した防音室をご紹介したいと思います。
低音~中高音に強い「一人静タイプL」を使用
今回の防音室に使用した一人静タイプLは、弊社のスタンダードな製品であるタイプAと比較して重量や厚みが増えたものになります。重い分、設置や運搬時に少し力が必要になりますが、吸音/遮音性能及び低音域への対応力が非常に高い製品となっております。
また、重いといっても1m×2mのパネル当り30kg程なので、人力で持ち上げることは可能です。タイプLは遮音性能の高さから防音壁に使用されるケースも多いですが、施工の際に重機やクレーンは必須ではなく、手作業で進む分工期の短縮にも繋がります。
タイプLは大型の機械などの唸るような低い音や低周波などにも有効なパネルです。過去の施工事例では、上部に返しを付けた防音壁の設置の様子がご覧になれます。
過去記事「室外機の防音対策~低周波吸音用「一人静タイプL」を選定@東京」
高さ2m越えの中型~大型防音室
過去にはこちらよりも更に一回り大きいボックスを製作したこともありますが、今回の防音室もそれなりのサイズの中型~大型の防音室になります。
サイズがおよそ横1.5m×奥行2m×高さ2.4mとなり、また、タイプLという厚めのパネルを使用しているため、見た目からして非常に良く防音してくれそうな重厚感があります。
防音室は分解・組立が可能で、出荷の際には一度バラし、納品後に再度現場にて組立を行いました。
組立てに関して、一見複雑のように見えますが、基本となる4本の柱間にパネルを差し込みつつドライバーにてビス留めしていくだけなので、比較的簡単に設置が可能です。設置にかかる時間はおよそ1時間、慣れている人が行えば30分で行うことができます。
加工オプションについて
今回の防音室ですが、通常の防音室に比べ、観音扉などの加工オプションがかなり多めに施されております。具体的には
- 観音扉(小、大)
- 片扉
- 取り外し可能パネル
- 窓
- シロッコファン+ダクト
- LED証明
など、です。こちらの詳細な情報につきましては、次回のブログにて、画像付きで詳しくご説明したいと思います。