板金加工工場の騒音対策@茨城県~エアコンやLED電気付きの防音室を製作
こんにちは、ソリューション事業部のHです。
最近私は寝る前に小説を少し読むという習慣がつきました。今読んでいるのは伊坂幸太郎さんのホワイトラビットという小説です。伊坂シリーズは殆どはずれが無いですので非常におススメです。
さて、今回は茨城県の某工場へ防音室を施工設置させていただきましたので、そちらの事例をご紹介致します。
実際に現場へ足を運び、より具体策をご提案
今回の現場となりました工場は板金加工を主としている工場ですが、工場内にはデスクワーク用のスペースがあり、そこでの作業が音が煩くて集中できないため、防音室を新設して、音を気にせず作業を取り組める空間を作って欲しいというご要望でした。
現場にお伺いした際に、実際の騒音を確認したのですが、金物を加工する際に発生する「キーン」というような音や、タレットパンチプレスの「ドンッドン」といった金物に穴を開ける際に発生する高周波音が工場に響き、確かにこれでは集中してデスクワークは出来ないなと感じました。
実際に現場の騒音を聞いたり測定したりすることで、より対策内容を深堀りすることが出来ます。お客様へ最高のご提案を心掛けておりますので、現場確認は欠かせません(遠方の場合は出張費を頂く場合がございます)。
防音室内にエアコンやLED電気等を取り付け
機械を囲う防音ボックスでなく、デスクワーク用の防音室ということですので、排気口やケーブル用開口、更にはエアコンとLED電気を取り付けさせていただきました。エアコンに関しましては一般のご家庭用の物を採用し、室外機の設置まで弊社にて実施させていただきました。
LED電気に関しましては、スイッチ式を採用させていただきましたので、両方取り扱いは通常のご家庭のような使用イメージとなり、お客様にも喜んでいただけました。
また、画像では分かりにくいのですが、工場内の風景を確認する為の可視化用の窓も設置させていただきました。こちらの窓は防音窓となっておりますので、通常のガラス等と比べて遮音性が高いです。
20~30㏈の低減となりました!
防音室を設置したことで約20~30㏈程の低減数値となりました。作業工程により動かす機械やモードが異なる為、騒音源の特質により低減値も上下していきます。また、20~30㏈の低減が大体どのくらいかと言いますと、大よそ10㏈程の低減で騒音源が半減されてように聞こえるといわれておりますので、体感としましては、元の騒音源の半分以下くらいに聞こえるということとなります。
今回は防音室の施工事例をご紹介させていただきました。
騒音でお困りなことがございましたらまずはご気軽にお問い合わせくださいませ。