アルミ加工会社の粉砕機騒音対策~防音カバーの設置により10dbの低減に成功
皆さんこんにちは。製造部のHです。コロナウイルスはいまだに気が抜けない状況ですね。手洗いうがいをしっかりやり、不要不急の外出は避けましょう。
さて、本日ご紹介しますのは「粉砕機用防音カバー」です。粉砕機の防音をご検討の方がいましたら是非一度お読みください。
粉砕機の騒音対策
粉砕機に関する騒音の問題は、弊社に頂くご相談の中でも特に多く、皆様が悩まれている様です。今回ご相談して下さった方は、アルミ加工を行う会社の方でした。粉砕機からの音がうるさく、従業員の方の環境改善のために導入されたそうです。
粉砕機の防音をするにあたり、一番の難題となるのが機械のサイズ感です。粉砕機は背が高いものが多く、上まで防音材で囲おうとすると2mを超えるものがほとんどです。一般的な防音材ですと、重いためその高さまで上げるためには重機が必要になる場合があります。
そこで弊社の製品である「一人静タイプA」が選ばれました。最上部にある写真が実際に今回作成した防音カバーです。こちらの防音カバーの全長は2m50cmと、粉砕機を上まで囲えるサイズとなっています。
一人静タイプAは1000×2000mmで約16kgと、男性であれば一人で持ち上げれるような重さとなっています。そのため、今回のような高い場所の施工でも重機を必要とせず、工期を短くすることが可能です。実際に今回の防音カバーは約半日で施工が終了致しました。
軽いからと言って、防音性能が低いわけではございません。今回対応しました粉砕機の騒音は約95dbでした。防音カバー施工後の音は約85dbと、10dbの低減に成功致しました。10db減ると、人間の耳には半分くらいの音に聞こえるそうです。
お客様のニーズに対応した加工
機械を防音カバーで囲った後、機械のメンテナンスをする必要がございます。しかし、ただ囲ってしまうと一々防音材を取り外さなければなりません。作業効率が落ちてしまい、不便な思いをしてしまいます。
弊社の製品であればこういったニーズにオーダーメイドで対応することが可能です。アルミと発泡樹脂の複合材ですので、丸鋸等があれば簡単に切れてしまいます。加工性が良く、様々な形に対応可能です。
今回は写真を頂くと分かるように、メンテナンスのための扉を作成致しました。そこから人が入り、機械の操作等を行うことが可能です。扉だけでなく、配管用の切り欠きや、取り外せる蓋等も製作することができます。
粉砕機以外でも、騒音対策をご検討の方がいましたら是非一度お問い合わせ下さい。