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株式会社静科

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    一般住宅の室外機の騒音対策~屋外で長期間使用可能な防音カバーを製作

    皆さんこんにちは。製造部のHです。先日仕事で静岡まで行かせて頂いたのですが、車窓から梅が開花しているのが見えました。だんだん春に近づいていることを感じました。

    さて、本日ご紹介しますのは「室外機用防音カバー」です。室外機の防音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。

    一人静は雨に強く屋外で使用可能

    室外機をからの騒音は、近隣住民の方とのトラブルの原因になり得ます。今回ご相談いただいた方は、個人のお客様でした。近隣住民の方からの苦情の受け、騒音対策に乗り出したとのことです。

    室外機を防音する際に問題となるのが、「屋外で使用すること」です。一般的な防音材であるグラスウール等ですと、屋外で使用した際に雨が中に浸透してしまい、すぐに劣化してしまいます。

    また、グラスウールの固定に鋼板等がよく用いられますが、鋼板は雨にさらされると腐食してしまい、頻繁なメンテナンスが必要となってしまいますので、屋外で使用することは非常に困難になります。

    そこで活躍しますのが、弊社の一人静シリーズです。弊社の製品は特殊コーティングされたアルミで覆われていますので、屋外でご使用頂いても雨水が中まで浸透してくることがございません。

    また、鋼板を使用する必要がないため、腐食せず、長期間に渡ってご使用いただけます。重量も1000mm×2000mmの一人静で約16kgと、鋼板と比べて非常に軽くなっています。

    熱籠り対策として上部を開口して排気

    室外機を防音する際、もう一つ問題となるのが「排気」です。全体を隙間を作らず覆ってしまえば、高い防音効果は発揮できます。しかし、室外機から出た空気を逃がすことができません。熱が籠ってしまい故障に繋がることも考えられます。

    そこで今回は、天井と側面に少し隙間を開けることで空気を逃がす仕様を提案させて頂きました。そうすることで、排気や熱籠りの問題を解決できました。最上部にある写真が実際に作成した防音カバーになります。

    今回は「一人静タイプA」を使用し製作いたしました。一人静タイプAは弊社の主力製品で、先ほども申しましたが、非常に軽い製品となっております。一般家庭の狭い場所での設置でしたので人が持って運ぶことになります。そう言った際に弊社の製品の軽さが活かされます。

    一人静シリーズは、パネルと枠の組み合わせで様々な形状に合わせての作製が可能となっております。室外機以外にも、なにか騒音対策をご検討の方は是非一度ご相談下さい。