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株式会社静科

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    2013-03-04

    今年の商品開発の目標

    法人さまの決算期の影響で、先月から今月にかけて多くのご注文とご相談を頂いております。昨年1月に販売を開始した「一人静」も今年も順調に出荷しております。当初の開発目的では一般のお客様への販売を目指しておりましたが、予想以上に法人さまからの発注もいただけるようになりました。

    写真のように法人さまでご使用される方は、工場内の機械音やオフィス内の機械音対策にご使用されていることが多いようです。もともと機械はカバーがついていることが多く、それだけでも音の遮断がなされておりますが、「一人静Esprit」をつけることで吸音効果が上がり反響音が軽減することで音漏れの減少につながります。特にEspritは高音での吸音効果を目指しましたので、人の声や機械音に有効です。貼る面積は多いほどいいですが全体の2/3以上が望ましいと思います。

    今年は、昨年に引き続き薄型軽量の防音材(吸音・遮音・制振)を目指しております。一部の方から、軽量素材は効果が薄く吸音材も厚さがあったほうがいいのではないか?というご質問をいただいております。おっしゃる通りで、そちらのほうが性能は確実に上がります。しかし、厚さがある故に使用できない箇所もあります(例えば、屋外で使用できても室内や機械内部には使用できない等)。そのため、本来なら対処しなければならない箇所の対策が改善されなくなる恐れがあります。「一人静Esprit」が支持されているのも、薄型軽量で簡単に設置できることが大きいと思います。

    しかし、ご購入いただいておりますお客様には大変申し訳ございませんが「一人静Esprit」は今後の商品開発のスタートに過ぎません。現在は各素材の吸音性能を確認し、複合体による適度な遮音性能と制振性能の相乗効果の増大を目指しております。まだ製品化までは時間はかかりますが、早くお目にかかれるように努めてまいります。