金属製品製造会社の騒音対策~吸遮音性能を上げた低周波音向けの防音室を製作
こんにちは!ソリューション事業部の登川です!
最近は新型のコロナウイルスが流行っております。ニュースなどでよく見かける世になってから、今まで意識の低かった私も、アルコールでの消毒や食事前の手洗いなどを行い、対策を行うようになりました。風邪やウィルスに罹らないように意識して対策を行いたいですね!
今回は防音室のご紹介です。
低周波騒音対策用防音室を製作
金属製品製造会社様向けの防音室を制作致しました。今回の対象になる音が低い周波数帯だったので、低周波用の吸音パネル『一人静タイプL』を選定させていただきました。
さらに、騒音値をできる限り下げるため、こちらは通常のタイプLよりも吸音・遮音効果を上げ、より低い周波数の対策ができるようにしました。また、オプションとして中の様子が見えるように、覗き窓や追加で取っ手なども取り付けました。
防音室引き渡しの際の立ち合い検査では、100dbの騒音が78db程度に収まり、無事検査合格し、お客様に満足いただけました。
お客様用に写真入りの組み立て書を添付
500㎐以上の中高音域は『一人静タイプA』で十分対応できますが、より低音域の対策になりますと、吸音部分の厚さや遮音性を高めるが必要になります。
一般吸音材料でもグラスウールやウレタンの厚さを調整することで吸音効果を上げることは可能ですが、パネル型にすると軽量素材なので強度が不足します。弊社の場合は、内部の芯材が強度を持っており、1㎡で5tまで面強度を維持することができます。
特に組み立て式の防音室の場合はメンテナンス、移設の可能性があるため軽量で強度がある防音パネルが求められます。お客様での施工も容易にできるように、事前の写真入りの組み立て書を添付させていただいております。
防音室のオーダーメイドが可能です
効果が高いだけではなく、弊社の防音パネルは丸のこで切断ができるほど加工が簡単なので、様々なオプションを付けることができます。
今回のような片開ドアだけではなく、観音開き、スライド式、自動ドアも作成が可能です。その他には換気用の吸排気ファンやファンの騒音を低減するファンカバーなどの作成も可能です。
お客様が実際に使われる際にどのようなオプションなら作業性を損なわないか、お客様とヒアリングをしてオーダーメイドの防音室を作ることができます。弊社に実際の防音室がございますので、ご興味のある方はぜひ、お越しくださいませ。
静科では皆様の職場環境改善のお手伝いをさせていただきますので、ご不明な点がございましたら是非ご相談くださいませ。