鋼材メーカーのチラーの騒音対策~可動式の吸音パネルを設置
こんにちは、製造部のIです。
2020年が始まり早1ヶ月が過ぎようとしていますが、先日ショッキングなニュースが流れてきました。NBAの大スター、コービー・ブライアントがヘリコプターの墜落事故でこの世を去りました。
私は中学・高校とバスケットボール部に所属しており、ちょうどその頃レイカーズで大活躍していたのがコービーでした。彼の情熱的かつ華麗なプレーに憧れていた部員も多く、私もその1人でした。残念でなりません。心よりご冥福をお祈りします。
さて、今回の記事では先日製作した「チラー用吸音パネル」のご紹介を致します。
可動式チラー用吸音パネル
この度は某鋼材メーカー様より研究所内のチラーの防音対策ということでご相談を受け、吸音パネルの設置を行いました。防音対策の概要は以下のようになります。
- パネルに放熱性吸音パネル「一人静タイプD」を使用
- 4面体、キャスター付きで移動可能な構造
- チラーのメーターを確認するための覗き窓付き
- 操作盤を触るために片開扉を設置
機械の防音対策をする際、音だけで考えるとボックスで囲ってしまうのが最も効果が高いですが、機械によっては熱ごもりの懸念が出てきます。今回はパネルに放熱性の「一人静タイプD」を使い、天板を開放とすることで熱対策を行いました。
また解体が簡単にできるようになっており、手締めのビスを外すことで分解ができます。下記写真のように左側面と背面パネルをL字型に残したまま、右側面と正面パネルを同様にL字型にして移動が可能です。
お問い合わせから設置までの流れ
お問い合わせから設置までの流れは大まかに以下のようになります。
- メールや電話にてお問い合わせ
- ヒアリングシートを基に騒音対策調査
- 現地調査、採寸
- 対策方法のご提案、図面制作
- 発注、受注
- パネルの製作、加工
- 出荷
- 納品、設置
静科のパネルは薄型軽量であり、サイズにもよりますが、基本的には人手で持ち運んでの設置が可能です。また、取扱いも簡単であり、ドライバー1本あればお客様自身で組立てができます(パネルのキット化)。
設置に不安がある場合は簡易的な組立仕様書も制作可能です。また、別途設置費が掛かりますが、ご要望があれば弊社より現地に赴いての設置もできます。
防音対策のご相談から製品の納品までの流れについては下記ブログでも詳しく記載しておりますので、こちも合わせてご覧ください。