高速道路の騒音対策~突発騒音吸収装置共同開発
弊社では防音パネルの製造以外に、お客様のご要望に応じたオーダー商品やOEM商品を開発しております。
こちらは共同開発した商品だけでなく、お客様の新たな販売製品としてのご活用をいただいております。
現在、静科で主力の製品は、東日本高速道路㈱様と共同で開発しました「突発騒音吸収装置」というものがあります。こちらは、高速道路のジョイント部分より発生する突発音の対策ができる商品となっております。
通常、ジョイント部分(橋梁の接合部分)は段差があることから、車両が走行することで瞬間的な音が発生します。走行音とは異質な周波数が出て、対策も通常の防音壁では難しく、ジョイント部分をコンクリートで埋めるのも通行止めなどの交通の利便性を阻害することから非常に困難な状況となっておりました。
2006年の高速道路民営化後、東日本高速道路㈱様が民間企業の技術を募集していたところに弊社技術製品を応募いたしました。
通常の防音壁よりも薄型軽量で吸音性能もある点に注目され、民間では第一号の採用となりました。その後、様々な活用を検討して頂いた結果、薄型軽量の利点を生かし、橋梁下部分に設置することで突発音を軽減する技術を開発いたしました。
この製品はその後、コスト面や施工時間の短縮の点が評価され、2012年に土木学会環境賞を受賞いたしました。また、昨年には特許も成立し、他社にはない独自製品として現在全国に販売されております。
こちらの製品の営業・販売は、㈱ネクスコ東日本エンジニアリング技術営業部さまにてご担当されております。
お問い合わせや、お見積もりのご依頼がございましたら、ぜひご相談くださいませ。