コンプレッサー用防音BOXを製作~組み立て・解体・移設が容易
こんにちは!ソリューション事業部の登川です!!
12月に入ってから一気に寒くなりましたね。最近は気温が低くなっているので、白い息を吐く人が増えるのをみて、冬が来たことを改めて感じました。冬は部屋の換気を忘れがちになってしまうので、意識して換気をしたいですね。
今回は、最近お問い合わせ・ご注文をいただいたコンプレッサーの騒音対策に使用する防音BOXのご紹介いたします。
コンプレッサーの蓄熱対策
コンプレッサーは熱がこもりにくいように、ガラス窓を取り付けたり、吸気・排気用のファンを取り付け熱対策を行います。簡易的なものでおおよそ15~20dbの軽減が出来ます。
通常のコンプレッサー、ブロアー音が85~95dbなので、15~20db低減することで工場内の労働安全基準を満たすことが可能です(工場内の職場環境では騒音源から1m離れ測定し、85db以上の場合は何らかの防音対策をしなければいけないと定められております)
コンプレッサーの防音BOXは下記の2点が分かれば、ほぼお見積もり・製作が出来ます。
- 必要内寸
- 開口部の有無(熱対策用、図面など)
防音BOXは様々な形に加工することが可能です
開口部に関しましては、写真の様に円形や四角の抜きができます。現場でもホールソーや丸鋸で開口できますが、弊社ではさらに小口処理をして納品させて頂きます。
配管などの寸法が分かれば一回り大きく開口して製作し、配管部分の隙間に緩衝材を取り付け音漏れを軽減します。また、スイッチの切り替え、簡易メンテナンスの必要があれば蝶番、取っ手を取り付け簡易扉を製作します。配線出し入れ部分、吸気・排気用のファンや防音カバーもオプションであります。
組み立てもプラスドライバーで簡単に取り付けられるように加工しておりますので、組み立て・解体・移設も容易に行えます(BOX型での納品も可能です)。これは既存の防音BOXにはなかった仕様ですので、現在使われているコンプレッサーを大型に変更したり、もしくは別の機械に変更したりなど、広範囲の防音対策が可能になります。
現場合わせ加工も可能です!!
また、現場によって配管などの切り欠きが必要になる場合は、電動のこぎりやホールソーでカットできます。カットした部分は端面がむき出しなので、劣化防止のためアルミテープやパテで保護をする必要があります。
工場の機械騒音だけではなく、静科は室外機等の防音対策の実績もございます。コンプレッサーのモーター音等の騒音対策・防音対策は静科にご相談くださいませ。